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スリランカドワーフスネークヘッド
category - スネークヘッド
2009/
03/
17
ドワーフスネークヘッド
学名:Channa gachua
別名:ガチュア
最大長:20cm
原産地:東南アジア全域、中国南部、インド、スリランカ
東南アジア全域に広く分布する、
ガチュアことドワーフスネークヘッドは、
その生息域の広さ故、様々な地域タイプが存在しています。
スネークヘッドの分類にはまだまだ謎が多く、
それが単なる地域タイプなのか、亜種なのか、別種なのか
判然としない場合もしばしば。
「ドワーフスネークヘッドsp.」「スーパースネークヘッド」
「グリーンフェイススネークヘッド」「ブータンドワーフスネークヘッド」
…このブログで紹介した「ビルマレッドフィンスネークヘッド」などなど。
ややこしいと見るか、奥深い楽しさと見るかはその人次第ですね。
さて、今回紹介するスリランカドワーフスネークヘッドは
各ヒレを縁取る鮮やかなオレンジが特徴。


状態によってはボディが白い粉をまぶしたような独特の質感のブルーグレーに染まり、
ドワーフの数ある地域タイプのなかでも特に美しいものの一つと言われています。
スリランカという国は個体の採集、輸出が厳しいそうで
日本への入荷も多くはないようです。
さて、このドワーフスネークヘッド、
実は口の中で卵を守るマウスブルーダー。
最大長も小さめであるため、国内での繁殖もよく聞かれます。
(かの東熱帯魚研究所では自家繁殖したドワーフの幼魚をたくさん見ることができます!)

眼がオレンジなのも特徴。
中国などにも分布しているとおり、環境適応能力も高く、非常に丈夫。
人によく慣れ、飼育者が近づくと激しく餌をねだったりするので楽しく、
ミニチュアサイズのペットフィッシュとしてはなかなかのお勧め魚です。

ただ気をつけなければいけないのは、
案外気が強いということ。
同じ小型スネークヘッドの人気種レインボースネークヘッドのほうは
案外混泳が容易ですが、
このドワーフは例えペアでも結構やりあいます。
ベタのようなものと思って間違いないです。

なかなか、その美しさを写真に収めるのが難しい種。
奥ゆかしい美しさともいえ、マニアがいるのも納得です。
同じスリランカには、ドワーフそっくりで腹ビレのない
チャンナ・オリエンタリス(グリーンスネークヘッド)も生息していますが入荷は稀。
他にドワーフに似ているが体型が細身な
セイロンニュースネークヘッドなる種も最近入荷しています。
今スネークヘッド界で一番アツいのはミャンマーですが、
スリランカもなかなか侮れない産地ですよ。
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コメント
6. keinさん
それでドワーフ(小人)スネークヘッドと呼ばれるようになったんです。
逆に英語でジャイアントスネークヘッドと言えばレッドスネークヘッドのことですよ。
2009-03-22 08:44 ropefish URL 編集
5. warmeasyさん
セイロンニュースネークヘッドとの関連が気になるところです。
2009-03-22 08:40 ropefish URL 編集
4. こぴこぴさん
2009-03-22 08:37 ropefish URL 編集
3. 無題
一度飼ってみたいです。
2009-03-17 18:35 こぴこぴ URL 編集
2. 無題
噂のスリランカ産ですか、ヒレのオレンジが目立ってますね。
成長が楽しみです。
スネークヘッド界は奧が深いですね~。
最近はまりまくりです。
2009-03-17 13:23 warmeazy URL 編集
1. 確かに(*^∇^*)
しかし…何でドワーフなんでしょうね(笑)
2009-03-17 00:23 kein3650 URL 編集