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ミャンマーから、とってもマニアな新着?「ビルマレッドフィンスネークヘッドsp.スレンダー」
category - スネークヘッド
2011/
02/
21最近生き物記事が少ないとお叱りを受けるこのブログ。
「熱帯魚ブログランキング」あたりから訪問される方々には大変申し訳なく思っておりまして、
久々にディープな記事でも書いてみますよ。
*************************************
3,4年前から、新種や未記載種、不明種が怒涛のように登場するミャンマー産スネークヘッド。
このブログでもミャンマー産スネークヘッドを特に多く取り上げてきました。
2007年に発見された新種、
チャンナ・プルクラとチャンナ・オルナティピンニス。
⇒「チャンナ・オルナティピンニス&チャンナ・プルクラの見分け方。」
インレー湖に住む固有種、
ハーコートスネークヘッド。
⇒「ハーコートスネークヘッド」
未記載の謎の個体群、
ビルマレッドフィンスネークヘッド、
チャンナsp.ファイヤーエッジ、
チャンナsp.ファイヤーアイズ(アイスファイヤースネークヘッド)。
⇒「ビルマスネークヘッド3種比較」
などなど。
そして今回、またまたちょっと微妙な個体を入手しました。

ビルマレッドフィンスネークヘッドsp.スレンダー
学名:Channa sp.
最大長:不明(20cm程度?)
原産地:ミャンマー
インボイスは「ビルマレッドフィンスネークヘッド」。
まだまだ入荷が少なく、
小売価格も7,8cm前後の個体で
4000円台から7000円台と比較的高価なビルマレッドフィンスネークヘッドですが、
この個体の価格はなんと1980円。
まぁ、おそらく違うルートからやって来たということでしょう。
違うルートということは、違う産地の可能性も大きいわけで。
しかも・・一見してこの個体、通常のビルマレッドフィンとは趣が大分異なっています。
その訳は・・・

とにかく細長い!!
しかも痩せて細いというのではなく、

顔まですんごい細い!!!
こんなに細長いスネークヘッドはあまり見たことがありませんね。
別種なのか亜種なのか、地域変異なのかわかりませんが、
(そもそもビルマレッドフィン自体、不明種であるからして)
なかなか珍奇なスネークヘッドです。
鰓蓋には赤い斑紋、体側も少し赤みを帯び、
ところどころに浮き出るような斑紋が見受けられます。
現在の状態を見る限り、
ビルマレッドフィンのなかでもかなり赤みが強い体色だといえますね。
(余談ですが、ビルマレッドフィンの青みがかなり強い個体群が、
通称「ブルースチュワート」と呼ばれるスネークヘッドなのではと推測しています。)

ビルマレッドフィンの名の由来であるヒレのオレンジエッジは少なめ。
かわりに背びれと尾びれには顕著なマーブル模様のメラニンパターンが見られます。
(通常のビルマレッドフィンでも状態によってはメラニンパターンが表れるので、
これ自体は変わった特徴ではありませんが、それにしてもマーブル模様が目立ちます。)
実は記憶を辿れば、数年前にこれと同じ特徴をもった個体をショップで見かけたことがあります。
しかも全然別のタイミングで、別の店で二回。
どちらも「スネークヘッドsp.」で販売、価格は7000円ほどだったかと・・・
いや、安く入手したからどうということではないのですが、
こういう新種なのかどうなのかさえ微妙な種は、
売る側買う側の受け止め方や知識によって、価値が随分変わるものだなぁ・・・と実感したわけでした。

どう育つんでしょうかね。
期待です。
↓一日一回。クリックはこちら




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3,4年前から、新種や未記載種、不明種が怒涛のように登場するミャンマー産スネークヘッド。
このブログでもミャンマー産スネークヘッドを特に多く取り上げてきました。
2007年に発見された新種、
チャンナ・プルクラとチャンナ・オルナティピンニス。
⇒「チャンナ・オルナティピンニス&チャンナ・プルクラの見分け方。」
インレー湖に住む固有種、
ハーコートスネークヘッド。
⇒「ハーコートスネークヘッド」
未記載の謎の個体群、
ビルマレッドフィンスネークヘッド、
チャンナsp.ファイヤーエッジ、
チャンナsp.ファイヤーアイズ(アイスファイヤースネークヘッド)。
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などなど。
そして今回、またまたちょっと微妙な個体を入手しました。

ビルマレッドフィンスネークヘッドsp.スレンダー
学名:Channa sp.
最大長:不明(20cm程度?)
原産地:ミャンマー
インボイスは「ビルマレッドフィンスネークヘッド」。
まだまだ入荷が少なく、
小売価格も7,8cm前後の個体で
4000円台から7000円台と比較的高価なビルマレッドフィンスネークヘッドですが、
この個体の価格はなんと1980円。
まぁ、おそらく違うルートからやって来たということでしょう。
違うルートということは、違う産地の可能性も大きいわけで。
しかも・・一見してこの個体、通常のビルマレッドフィンとは趣が大分異なっています。
その訳は・・・

とにかく細長い!!
しかも痩せて細いというのではなく、

顔まですんごい細い!!!
こんなに細長いスネークヘッドはあまり見たことがありませんね。
別種なのか亜種なのか、地域変異なのかわかりませんが、
(そもそもビルマレッドフィン自体、不明種であるからして)
なかなか珍奇なスネークヘッドです。
鰓蓋には赤い斑紋、体側も少し赤みを帯び、
ところどころに浮き出るような斑紋が見受けられます。
現在の状態を見る限り、
ビルマレッドフィンのなかでもかなり赤みが強い体色だといえますね。
(余談ですが、ビルマレッドフィンの青みがかなり強い個体群が、
通称「ブルースチュワート」と呼ばれるスネークヘッドなのではと推測しています。)

ビルマレッドフィンの名の由来であるヒレのオレンジエッジは少なめ。
かわりに背びれと尾びれには顕著なマーブル模様のメラニンパターンが見られます。
(通常のビルマレッドフィンでも状態によってはメラニンパターンが表れるので、
これ自体は変わった特徴ではありませんが、それにしてもマーブル模様が目立ちます。)
実は記憶を辿れば、数年前にこれと同じ特徴をもった個体をショップで見かけたことがあります。
しかも全然別のタイミングで、別の店で二回。
どちらも「スネークヘッドsp.」で販売、価格は7000円ほどだったかと・・・
いや、安く入手したからどうということではないのですが、
こういう新種なのかどうなのかさえ微妙な種は、
売る側買う側の受け止め方や知識によって、価値が随分変わるものだなぁ・・・と実感したわけでした。

どう育つんでしょうかね。
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コメント
6. 無題
スネークヘッドは全熱帯魚中でも一番馴れるのでかなり可愛いですよ!
もし飼うことがあったらお教えします(笑)
2011-02-24 09:12 ropefish URL 編集
5. 無題
ミャンマー、スネークヘッド釣りとグルメの旅。行ってみたい!
2011-02-24 09:11 ropefish URL 編集
4. 無題
スネークヘッドの世界って研究者が足りてないんじゃないかってなくらい謎が多いんです。
うちにいるのはトップクラスに謎な魚ばかりですよ(笑)
2011-02-24 09:08 ropefish URL 編集
3. 無題
こういう珍しい生き物と接する機会が無いので、わたしropefishさんの生き物ネタと写真、大好きなのです。また楽しみにしてまーす^^
2011-02-21 11:27 みのりんご URL 編集
2. 食べ物ネタじゃないのか…(笑)
2011-02-21 08:59 遊香 URL 編集
1. 無題
スネークヘッドにも色々あるんですね。
思わず読みいってしまいました。
深いね生き物の世界!!
2011-02-21 00:28 聖流 URL 編集