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2011/01/09

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ニッポン・インド料理のヌーベルバーグ。「カッチャルバッチャル」(新大塚/大塚)

category - [大塚,巣鴨,駒込]
2011/ 01/ 09
                 
料理2010年12月、
新大塚に忽然と現れたスパイス料理店「カッチャルバッチャル」。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
オープン前からrumbaさんより情報提供いただいていたこの店に、
待望のディナー訪問です!
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
なんとも洗練された、落ち着きのある店内。

日本人のマスターが一人でお店を切り盛りしています。

実はこのマスター、
なんと、今はなき東銀座「ハリドワール」の元店長にして、
同系列の「ダバインディア」「グルガオン」にもいたことがある筋金入りの経歴。

あ、私「ハリドワール」好きだったんですよ。

運命的再会ってヤツですか?

このお店をスタートさせるにあたり、
単なる普通のインド料理店にするのではなく、
様々な文化やスタイルをうまく取り入れた、
独自のスパイス料理とお酒を楽しめるお店にしたいと語るマスター。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
店名の「カッチャルバッチャル」とはヒンディー語で、
「ごちゃ混ぜ」とか「ぐっちゃぐちゃ」とかいう意味。

なる程、インド料理をベースにして、
独自にカッチャルバッチャルした新しいお店を目指すわけですね。
期待が高まります。

まずはビール。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
エビス生 ¥450

お店は マスター一人で回しているため、
ワーッとスピーディーな対応は無理そうですが、
逆に一人一人のお客とコミュニケーションを取りながら、
その人に合わせた料理アレンジをしてくれるという、
とっても嬉しい対応を心掛けてくれています。

・・・では、ディナー開始といきましょう。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
(左)ペッパースモークチーズ ¥350
(右)自家製ラムジャーキー ¥400

このラムジャーキーはヤバイ。
柔らかく、ラムの肉汁がジュワリ。
これとお酒だけのためにここへ来ても充分OK。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
マサラピスタチオ ¥300
酒飲みの心をよく分かったメニュー。
見た目からしてほら、たまんないでしょ?
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
本日の野菜のグリル ¥500
芽キャベツ・オクラにエリンギ、ナス。
普通のインド料理屋ではまず出てこないメニューだなぁ。
日本人の感性がうまく表現されていて秀逸。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ブラックペッパー&カイエンペッパー&岩塩
これらをうまく使うと、味のバリエーションが拡がります。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
タンドーリピザ ¥450
ええ。ピンと来る人ならピンと来てるかも知れませんね。
「ダバ」グループといえば絶品チーズクルチャ。

そう、タンドーリピザと銘打っているものの、
実は「あの」チーズクルチャがここでも食べられるんです!
大塚娘も大喜びです!
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
(左)仔羊のスパイス焼き ¥480
(右)ガーリックチキン ¥450

やわらかく焼かれたラムと、
カシューナッツと生クリームに漬け込んだチキン、マライティカ風。

ミントチャトニをつけて食べたら、あら、ここは「カイバル」かしら?
なかなか美味しいですよ。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ヒヨコ豆と香草サラダ ¥400
ほくほくしたチャナのサラダ。
他のメニューもそうなのですが、冷めても美味しいのが重要ポイント。

そしてこちらは本日のスペシャリテ。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ブリのタンドーリ焼き
なんとマスタードオイルがピリッと効いたブリ焼き。
とっても新鮮な驚きです。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
マトンブナ
こちらもメニューにない品。
濃厚なスパイス感がたまりません。

こうしてみると、単なるカレーマニアだけじゃなく、
普通に美味しいものを食べたいグルメな方々でも、
十二分に満足できるメニュー構成ですね。

さて、後半戦、カレーに行ってみましょうか!!
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
辛いラムのスープカレー ¥900
辛さはオーダー自由。
この日の二日前にもここに来た某嬢によると、
二日前とはアレンジが違うとのこと。
マスター曰く「かぶりたくなかったんで(笑)」とのこと。
なんとも素晴らしい計らいですよね!
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
クリーミー海老カレー ¥1000
プリップリの海老が入ったカレー。
クリーミーと言っても北インド&ネパール店によくあるような、
オイリーで胃もたれするようなことは一切ない上質なカレーです。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
北インドの野菜カレー ¥900
これ、フレッシュ野菜のサブジですね。
この辺の、素材の味を活かした仕立てはやはり日本人ならではのもの。
ちょっと「想いの木」の野菜カレーを思い出します。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
イエローライス ¥300
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ナン ¥300
いやぁ、良心価格ですよね。

ビール、ワイン、カクテルから焼酎まで揃ったアルコール類。
インド料理には焼酎が合うと思っている私と気の合う感じ。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
特に泡盛とスパイスのマリアージュは最高。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
おつまみにパクチーと青唐辛子のサービス。
う~ん、この判ってる感じ、嬉しいですね。

若き日本人マスターの心意気、
インド料理をベースにしながらも、
日本人独特の感性を活かしたメニュー構成。
「インド富士」や「アキンボ」、「想いの木」など、
同じ日本人シェフの新進気鋭店たちともイメージが重なります。

インド料理が一般的にも随分と浸透した今、
今度は日本人が、インド料理の日本的回答を出していく番なのだと、
そういった大きな流れを感じたりもします。

これって、日本におけるインド料理にとって、
ある種の「ヌーベルバーグ到来」なのかもしれません。

新大塚の新星「カッチャルバッチャル」
今後がとても楽しみなお店ですね。


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カッチャル バッチャル インド料理 / 新大塚駅向原駅大塚駅前駅

夜総合点★★★★ 4.0


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コメント

非公開コメント
        

14. 無題
>油谷亮子さん
油谷さんについていけばカロリーにありつけます(笑)またどっか連れてって下さい!
13. 無題
>オニオンさん
そうだと思いました。
文化的背景よりも、作り手の顔のほうがはっきり見えるスパイス料理。「ガラムマサラ」にも通じるものがありますね。
12. 無題
>しまじろさん
多分満足度も120%だと思います。カレー401にぴったりのお店!
11. 無題
>DININGBARSONIAさん
一捻りしたサラダが出てくると、美食を楽しむスタンバイができますよね。
入り口としての前菜、大切だと思います。
10. 無題
>カル★メラさん
多分「チャ」という響き自体にカオス感があるのでしょう。
「加藤チャ」とか。
9. 無題
>某嬢さん
某嬢さんの大塚での根城確定ですね。多分きゃさりんやタランチュ乱子さんも好きそうな店なので、ばったり会うかも知れませんよ。
8. 無題
>夢見うさぎさん
大当たりでした。
マスターとの会話も楽しい、素晴らしい店ですよ。
7. 無題
ありがとうございました~!

ほんと、ロープさんに付いていけば
美味しいものにあり付けますねぇ。。。
6. 無題
こういうインド料理屋さんが好きなのです。
1品1品出てきたときに感動がありました。
ご案内していただきありがとうございます。
5. こっ これは!
行きたい度120%です。
独創性にウットリ。
4. 豆のサラダいいですよね!
芸の無いキャベツサラダしかだせないシェフにはあきあきです!(笑

豆とかたや、生野菜のサラダのコスト探りたいです!
3. 無題
てんぷら、ラーメン、トンカツ、(普通の)カレーがいつの間にか日本料理となりました。

つぎはマサラ系スパイシーなインド料理が日本料理になる番でしょうか!

ところで、

バッチャル・カッチャチャル

マチャ・マチャ(インドネシア語)


チャンポン


・・・「ごっちゃ混ぜ」を表す言葉には「チャ」がつく傾向があるのは気のせいでしょうか?


※実際、インドネシア語では「ガドガド」の方が一般的ですが・・・
2. 禁断症状決定
2種の羊カレー、例えるならイケメン兄弟に揺れ動く乙女心。
そしてマトンブナの魔性に翻弄される。
spiceって罪ね。
1. 無題
すごい!あのチーズクルチャだ!
マスターとおはなししにいくのもいいですねー!
メニューがどれも魅力的!!
たしかに混ぜこぜだー(笑)^^;
すてきにひっちゃかめっちゃかってかんじw