こちらの方の叫びを受け、早速行ってきました埼玉は川越。
「小江戸」と呼ばれる街並みの風情と完璧に乖離した、端正な洋館。

しかしこの中で毎夜激辛の宴が繰り広げられているのか…

悪魔城ドラキュラに潜入する牧師気分で階段を登り、
扉をギィ~ッと開けた先には…

笑い声が絶えないサパ~イな空間。
あら、なんだか居心地良さそう(笑)
しかし、メニューブックを開いた瞬間、私の表情は変わる…
な、なんですか!?

この充分過ぎるほどの注意書きはッ!!

この店は…
本気(マジ)ですよ…

居並ぶ上級者メニューの数々。



私の好きなタイ北部激辛カレー、ゲーン・パーも当然の如くあるのですが…
驚くべき事に、この店でゲーン・パーは「二番目に」辛いカレーなのでした!!
じゃあ一番辛いカレーって一体…
・・・「一番辛いカレー下さい。」
あぁ、頼んじゃった…
待っている間に飲み物を頼みましょう。


見開きいっぱいでズラリ並ぶタイカクテルの数々…
名前買いでコチラを注文。

ウドーン ¥500
伸びきったうどんでもなく、
「ありがとね~うど~ん。」でもなく、
抹茶のお酒を烏龍茶で割ったカクテル・・・らしい。
お酒とは判らないほどライトでB級な味です。
ウドーンで口の中を涼しくし、
ワイワイタイランドを読みながら待っていると…
・・・来ました。

ゲーン・タイプラー ¥980
(ライス付き)
この店で一番辛い、タイ南部のカレー。
プラーは魚ですから魚のカレーかと思いきや、
具材はナスとエビがメイン。
店員さんに聞くと、どうやら魚を焼いてほぐしたもので作ったカレーなのだそう。
なるほど、魚醤のような黒い色はそのためか…
さあ、食べてみましょう。

うわぁ、これはクセが有りますね!
魚独特の発酵臭と酸味はまさに魚醤カレーと言って良いほど。
そして…
わかっていたけど辛い!
最初からガツンとくる辛さではなく、
胃の中でトゲを開いたハリセンボンが泳ぎまわるような辛さ。
そして次にジワジワと唇が腫れ、
まるでアナゴさんになったかのような感覚が襲います。
狭い池のコイのように口をパクパクさせながらなんとか完食。
(全て魚=プラーで表現してみましたよ。)
こりゃぁ確かに、
東京でもなかなか味わえないレベルの本格激辛タイ料理だわ!!
食後はお決まりのこちら。

モーゲエン ¥420
いわゆるタロイモプリン。
冷たい状態での提供。
私はどちらかといえば温かいモーケンの方が好きなのですが、
まあ、これはこれで美味しい。

会計時、タイ人の店員さんに、
「結構辛かったですね。」と告げると、
「あれは本当に辛いです。」との答え。
・・・・タイ人でも辛いんだ。
・・・・そりゃぁ、道理で・・・
・・・・次の日起きたら声がガラガラになってたのにも納得。
何せ凄い店。
東京在住タイマニアの皆様には是非とも遠征してみてほしいものです。
ランマイ
TEL 049-226-8885
住所 埼玉県川越市田町5-1 田町ビル2F
営業時間 11:30~23:00
定休日 月曜
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ランマイ (タイ料理 / 川越市駅、本川越駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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