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2009/02/26

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パレートロプルス・マナラモ

category - シクリッド
2009/ 02/ 26
                 
FLYING ROPEFISH!-マナラモ

世の中に、「渋い魚」はいっぱいいるけど・・・

FLYING ROPEFISH!-マナラモ2

本当に「渋い魚」とは、こういうのを言うんですぜ!

FLYING ROPEFISH!-マナラモ5
パレートロプルス・マナラモ
学名:Paretropllus sp."Manaramo"
最大長:25cm
原産地:マダガスカル島

なんだか呪文のような名前ですが、
マダガスカルに生息するシクリッドの一種。
幼魚時は(本当に)地味ですが、
成魚になるとボディはメタリックな青緑色に、
各ヒレは赤く染まり美しくなるそう。

FLYING ROPEFISH!-マナラモ6
・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。

こう見えて10年前には10万円を超える高価な種だったとか!?
輸入自体が非常に稀なのです。

FLYING ROPEFISH!-マナラモ7
さて、シクリッドとはスズキ目スズキ亜目カワスズメ科の魚のことで、
魚類の中でも最も進化したグループの一つ。
南米大陸のエンゼルフィッシュ、ディスカス、オスカーや、
アフリカ大陸のペルマト、ティラピア、フロントーサがおなじみですが、
実はこの、
淡水で高度に進化した魚が、
大西洋という大きな海をはさんだ2つの大陸に分布している

という事実が、大陸移動説の一つの証明となっているのです。

さらに、シクリッドは本種をはじめマダガスカル島と、
あまり知られていませんがインドとスリランカでも少数見られ、
このことがインドとマダガスカル島が昔アフリカ大陸と(南アメリカ大陸とも)
陸続きであった証拠とされています。

そう、
インドは大陸移動でアフリカから切り離され、ユーラシアに衝突したのですよ。
その時の衝撃で衝突部分が盛り上がったのが今のヒマラヤ山脈だと云われています。

われわれが水槽で飼育する魚たちにも、
地球の大きな歴史が刻まれているんですね。

誇り高きマダガスカルシクリッド、
パレートロプルス・マナラモ!
FLYING ROPEFISH!-マナラモ4
・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。


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コメント

非公開コメント
        

8. アロワナマンさん
パレートロプルス・マナラモの和名がただ今決定しました。

「マダガスカルグレ」
人気出なさそうな響きがgoodですね。
7. あんちゃん さん
アフリカ系のシクリッドはやたら長い学名そのままで呼ばれているものが多いですね。
その辺を集めるようなマニアは複雑な呼び名のほうが満足度が高いから、そのままにしているのでしょう。
多分。

でもよく見ると、マナラモは学名じゃないんですよ。
6. こぴこぴさん
これ見て涎を垂らすようではマニアというより変態の域かと。
今では幼魚とはいえ2000円を切っています。
乱獲を防ぐためにも、人気が出ないことを祈ります。
5. エリザベスさん
アメリカナマズ、一般で飼えなくなりましたからね。
でもマダガスカルシクリッドバーガーよりはなめパックンですね。
4. こんばんわ。
グレに似ている気がするのは、
僕だけですかね?



何ともいえない、
渋さですね(´∀`)ウットリ.....
3. マダガスカル!!
なんかマダガスカルって不思議なところだから、不思議なお魚さん達もいっぱいいそうですよね!?

マダガスカル水槽作ったらかなりオシャレな水槽になりそう(>_<)

それにしても本当に呪文のような名前ですね(笑?

是非とも成魚の姿を見たみたいです(=^・・^=)
2. 無題
うわ、渋ーーーー!!!
という感じですね。
いぶし銀の世界ですね。
また文章がとてもおもしろくて・・・・

しかしこちらさんは高かったんですねえ。
マニアの方には垂涎の的だったんでしょうか。
オサカナ界・・・深すぎます。
1. お目目がかわいい☆
こんばんわ☆
エリザベスです(* ̄Oノ ̄*)☆
なんとも 可愛いお魚ですね☆うー
うちなんか でかい アメリカなまず ですからー
うううー( ̄_ ̄ i)