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駅前立ち食い丼ニュースタイルでビシッとカシミール。『魔皿カレー』は労働者階級の英雄だ。(中目黒)
category - [中目黒~学芸大学]
2023/
11/
131968年上野『デリー』の暖簾分けからはじまり創業1968年、今や柏を代表する老舗カレー店となった『ボンベイ』。
2010年に二代目店主イソノ・コウイチさん体制がスタートしてから、攻めの挑戦を続けてきました。
『東京ボンベイ』恵比寿店・神田店のオープン(高田馬場『ボンベイ』は別系統)、
ファッション・デザイン系の仕掛け人とタッグを組み、『ボンベイ』の味を発展・チューニングした下北沢『SANZO TOKYO』に続き、
今度は中目黒で思いもよらない業態のお店をオープンさせました。
新店舗は中目黒駅改札から横断歩道を渡ってすぐの左手側。
旧山手通り沿いの好立地にありました。
『吉そば』のちょうど道路向かいあたりですね。

『魔皿カレー』
いやいやいや、何という店名、字面が強すぎる・・・
けれど声に出して読めば、あぁなるほど。『MASALA CURRY』なのですね。
まず何が凄いってこのお店、「店内」という概念がないこと。

飲食スペースは道路に面した、4人くらいがMAXの立ち食いカウンターのみ。
しかもこのカウンター『SANZOU』と同様に結構高さがあって、お子様はムリ。
そもそものカレー自体がお子様向けでないことをやんわりと伝えつつ、
オトナも不格好に背中を丸めることなく、シャンと立って食事ができる。
柏『ボンベイ』と磯野さんのプロジェクト全般に通づる、「カッコいいオトナ感」がここでも発揮されているようです。
カレーのバリエーションは5種類。

【白】マイルドカレー ¥850 *オープン価格¥790
【黄】魔皿カレー ¥900
【赤】デビルカレー ¥950円
【玉】ドライキーマカレー ¥1200
【魔】魔王ドライキーマカレー ¥1500
『ボンベイ』と言えば「カシミール」が名物なのですけど、メニュー名には見当たらず。
というか、そもそも『ボンベイ』と明示されているところはひとつもなく、プレゼンテーションとしては全くの別物なのですが、
『ボンベイ』を知っている人にとっては【白】がチキンカレー、【黄】がインドカレー、【赤】がカシミールにそれぞれ対応していることが想像できるでしょう。
カレーが全て「キーマ」というのも特徴で、【白】【黄】【赤】がシャバ系のゆるキーマ、【玉】【魔】がドライキーマになっています。

さらに凄いのは(ここが一番凄いのですが)『魔皿』を名乗りつつ皿を使わないんですよね。

お櫃から丼に盛られるシャリ。
そう、実はこちらのカレーは丼スタイルの提供なんです。

★【赤】デビルカレー ¥950
カシミールに相当する激辛カレーに鶏挽肉のキーマ。
さらに白飯の上に黄色いポテサラと黄色いキャベツ、キノコなど副菜がオン。
中目黒駅近辺で立ち寄る『おにやんま』や『吉そば』のもうひとつの選択肢となり得る「丼もの」としてのカレー。
これはまた斬新!

キーマはカレーの海に崩し込みながらいただきます。
そして流石、しっかりした辛さと「あの旨さ」。こりゃあ素晴らしい!

カレー・副菜それぞれの味を楽しんだあとはグワッと混ぜていきます。
南インド料理、スリランカ料理、大阪スパイスカレーなどでも混ぜて楽しむスタイルはありますが、これが丼になったことでまさに「油そば」「まぜそば」や「石焼ピビンバ」感覚に。
逆にこのほうが一般の客層にとっては馴染みがあるのかも。
いろいろと発見があります。
丼スタイルでシャバシャバカレー、キーマ、副菜を盛り付けることで、食感の変化や味の変化を最後まで楽しめる。
今までの駅前カレースタンドのスタイルを立ち食いに寄せることで、新たな気分が生まれる。
そして一番凄いと思うのは「丼」「駅前」「立ち食い」「混ぜご飯」、そして「通し営業」と、どこを取っても庶民のライフスタイルにがっつり寄せながら、しみったれずオシャレで、ちゃんと新しい。
柏『ボンベイ』のロゴマークにそっと添えられている「Worklng Class Hero」という一文。
そのコトバを有言実行したお店なのでした。
流石です。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX「カレー細胞」:@hm_currycell
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2010年に二代目店主イソノ・コウイチさん体制がスタートしてから、攻めの挑戦を続けてきました。
『東京ボンベイ』恵比寿店・神田店のオープン(高田馬場『ボンベイ』は別系統)、
ファッション・デザイン系の仕掛け人とタッグを組み、『ボンベイ』の味を発展・チューニングした下北沢『SANZO TOKYO』に続き、
今度は中目黒で思いもよらない業態のお店をオープンさせました。
新店舗は中目黒駅改札から横断歩道を渡ってすぐの左手側。
旧山手通り沿いの好立地にありました。
『吉そば』のちょうど道路向かいあたりですね。

『魔皿カレー』
いやいやいや、何という店名、字面が強すぎる・・・
けれど声に出して読めば、あぁなるほど。『MASALA CURRY』なのですね。
まず何が凄いってこのお店、「店内」という概念がないこと。

飲食スペースは道路に面した、4人くらいがMAXの立ち食いカウンターのみ。
しかもこのカウンター『SANZOU』と同様に結構高さがあって、お子様はムリ。
そもそものカレー自体がお子様向けでないことをやんわりと伝えつつ、
オトナも不格好に背中を丸めることなく、シャンと立って食事ができる。
柏『ボンベイ』と磯野さんのプロジェクト全般に通づる、「カッコいいオトナ感」がここでも発揮されているようです。
カレーのバリエーションは5種類。

【白】マイルドカレー ¥850 *オープン価格¥790
【黄】魔皿カレー ¥900
【赤】デビルカレー ¥950円
【玉】ドライキーマカレー ¥1200
【魔】魔王ドライキーマカレー ¥1500
『ボンベイ』と言えば「カシミール」が名物なのですけど、メニュー名には見当たらず。
というか、そもそも『ボンベイ』と明示されているところはひとつもなく、プレゼンテーションとしては全くの別物なのですが、
『ボンベイ』を知っている人にとっては【白】がチキンカレー、【黄】がインドカレー、【赤】がカシミールにそれぞれ対応していることが想像できるでしょう。
カレーが全て「キーマ」というのも特徴で、【白】【黄】【赤】がシャバ系のゆるキーマ、【玉】【魔】がドライキーマになっています。

さらに凄いのは(ここが一番凄いのですが)『魔皿』を名乗りつつ皿を使わないんですよね。

お櫃から丼に盛られるシャリ。
そう、実はこちらのカレーは丼スタイルの提供なんです。

★【赤】デビルカレー ¥950
カシミールに相当する激辛カレーに鶏挽肉のキーマ。
さらに白飯の上に黄色いポテサラと黄色いキャベツ、キノコなど副菜がオン。
中目黒駅近辺で立ち寄る『おにやんま』や『吉そば』のもうひとつの選択肢となり得る「丼もの」としてのカレー。
これはまた斬新!

キーマはカレーの海に崩し込みながらいただきます。
そして流石、しっかりした辛さと「あの旨さ」。こりゃあ素晴らしい!

カレー・副菜それぞれの味を楽しんだあとはグワッと混ぜていきます。
南インド料理、スリランカ料理、大阪スパイスカレーなどでも混ぜて楽しむスタイルはありますが、これが丼になったことでまさに「油そば」「まぜそば」や「石焼ピビンバ」感覚に。
逆にこのほうが一般の客層にとっては馴染みがあるのかも。
いろいろと発見があります。
丼スタイルでシャバシャバカレー、キーマ、副菜を盛り付けることで、食感の変化や味の変化を最後まで楽しめる。
今までの駅前カレースタンドのスタイルを立ち食いに寄せることで、新たな気分が生まれる。
そして一番凄いと思うのは「丼」「駅前」「立ち食い」「混ぜご飯」、そして「通し営業」と、どこを取っても庶民のライフスタイルにがっつり寄せながら、しみったれずオシャレで、ちゃんと新しい。
柏『ボンベイ』のロゴマークにそっと添えられている「Worklng Class Hero」という一文。
そのコトバを有言実行したお店なのでした。
流石です。
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