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百鬼百酒と百人町咖哩夜行。『Bar Stone's Throw』(大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
09/
11大久保駅南口徒歩1分の立地にあった老舗ソウルバー『Stone』が30年の歴史に幕を閉じ、その跡地に新しくオープンしたBar。

『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。
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『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。
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