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2023/09/05

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神保町の胃袋を支える超老舗。そのカレーが素晴らしい。『レストラン カロリー』(神保町)

category - [神保町,神田,秋葉原]
2023/ 09/ 05
                 
『エチオピア』『ばんび』『ヒナタ屋』『MAJI CURRY』『鴻』『ビストロべっぴん舍』とカレー店が犇く神保町三角地帯。

ここに昔から変わらず、当たり前のように存在している洋食屋さん。

『レストラン カロリー』

けれどここ、当たり前のようで当たり前じゃない店なんです。
創業はなんと1950年。
長きにわたり、明治の学生たちに愛され続けてきた食堂でもあります。


低カロリーがもてはやされる今ではギョッとする店名かもしれません。
ですが、戦後わずか5年の復興期においてカロリーは正義。
栄養をしっかり取れるレストランこそが、日本の高度経済成長を支えてきたのですから。


俳優・ミュージシャンの宇崎竜童さんのサインも。
この店でライブをやったこともある宇崎さんも元は明治の学生。
「竜童さんカロリー友の会」なる会もあるそうですよ。

この店の名物は「カロリー焼」。
醤油とニンニクで牛バラ肉と玉ねぎを炒めたもので、様々な組み合わせとバリエーションがあります。
けれども、忘れちゃいけません。
ここはカレーも美味しいんですよ。

★チキンカツ&ハンバーグカレー ¥1200

老舗洋食店のハンバーグとチキンカツを両方楽しめる素敵なカレー。
メニューには書かれていないのですが、オーダーすれば作ってくれます。


ライスの上にはチキンカツ、ハンバーグ、そして目玉焼き。
これは贅沢ですね!

カレールゥ(ソース)はほどよい辛さと甘みに加え、フルーティで華やかな酸味と仄かな苦味が魅力。
他店とは違うオリジナリティがありながら、飽きることないバランスに仕上がっています。

東京で昔から変わらず営業を続ける街の洋食屋さんのカレーって、酸味が強いことが多い気がします。
五反田『スワチカ』しかり、石神井公園『辰巳軒』しかり。

カツの衣は硬めかつ香ばしい仕上がりで油っこさもなく、何もつけずに美味しいチキンカツとなっています。
もちろんフルーティなカレーとの相性も抜群。

ハンバーグは昨今多い粗挽きタイプではなく、肉がギュッと詰まった昔ながらの食感でボリュームも抜群。
これは学生さん喜ぶわー。

サラダ・味噌汁付きなのも学生街らしくて良いですね。

食後の一服はこちら。

★アイスコーヒー ¥320

「ハンドドリップで抽れる40年来の味」とのことですが、これが実に素晴らしき一杯!
そこらのリキッドコーヒーやカフェチェーンのアイスコーヒーとは全く別物の香り深さです。

70年以上続く老舗の底力。
当たり前のように、ずっとそこにあるということは、当たり前ではないのです。

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