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三宮の隠れ路地でスパイスのBEATを刻む。『エースパイス&ビーツ』(三宮)
category - カレー&スパイス・兵庫県
2023/
01/
25これは知らなきゃ通り過ぎてしまいます。

逆・飛び出し注意の看板。
その先の路地へ振り向けば。

あ・・・あった。
注意力を問われるな。

うん、ここで間違いない。
それにしてもすごい場所だ・・・

『エースパイス&ビーツ』(A SPICE & BEATS)
2018年4月7日オープンのスパイスカレー店。
ずっと来たくてずっとタイミングが合わず、やっと来れました。

店内はカウンター4席のみ。
入店時は全て埋まっており、店主から「先にオーダーしてから2階でお待ちください」との案内が。

カレーメニューはその日の3種あいがけのみで、サイズを大・中・小と選択。
ドリンクはビールのみという潔さです。

階段を登って2階のウェイティングスペースへ。
元々は2階席だったのかな。
録音用のマイクなんかがあります。
後で聞けば店主は元ミュージシャン。
今でもここでたまに音録りしたりするそうですよ。
さて、程なく下からお呼びの声がかかりました。
カウンター席に着くと、あまり待つことなくカレーが提供。
なるほど、前の組が食べている間に次の組のカレーを作っているというわけか。
効率の良いワンオペのやり方ですね。

★3種あいがけ(小)¥1200
・チキンカレー
・茄子マトンキーマ
・ポークビンダルー
三角に守られたライスの各辺に3種のカレーを配置。
ライスの上には豆カレーと副菜が乗せられています。
食べてからみて奥側には、揚げず焼かず、扇型にカットされたパパド。
ロシア構成主義を思わせる規則的な盛り付けは、よく見ればピンクペッパーの配置まで決まっており、
店主の表現フェチがにじり寄るように感じられます。

3種のカレーはいずれもはじめ優しげなタッチ。
特にチキンカレーは玉ねぎの甘みが最初にきて、香ばしく優しい味わい。
と、思っていたらじわじわ。後追いで辛くなってくる。
もちろん、心地よい程度の辛さではありますが、低温サウナのようなカレーですね。

卓上には「ORRIS WATER」、つまりインドのビリヤニの香りづけに用いるローズウォーターです。
これを「ライスにちょっとかけてみてください」と店主の提案。
いやぁ、これええっすね。
スパイスカレーでローズウォーターの香りは随分心地よい。
ぜひお試しあれ。
そしてもう一つ、辛味ペースト。

カリカリに揚げたスライスガーリックに唐辛子、花山椒がしっかり染み切ったオイル。
食感UPとカラシビUPを同時に達成。
一気にパンチがハードになってきます。
ファーストインパクトを狙うあまり、後半だんだん食べ疲れてくるカレーも多いなか、
こちらのカレーは後半に行くにつれ、どんどんとおいしく楽しく刺激的になってくるのが素晴らしい。
Aメロ SPICE & BEATSの後にBメロ SPICE & BEATSがきて、転調を経てサビ SPICE & BEATSがくるという。
実にリズミカルで、実にミュージシャンらしい曲の構成になっているカレーなのです。
食べ終わって振り返れば、ガッチリと構成されたグラフィカルな盛り付けも、あれはジャケ写だったのだなと気づく次第。
ちなみに、このお店の特異なロケーションについて。

実はこのあたり、1995年の大震災で奇跡的に耐え抜いた一角なのだそうです。
周囲が再開発されてもここだけ元の街が残っているため、こんな不思議なことになっているのだそう。
そう思えばここは、スパイスのご利益もある神戸のパワースポットと言えそうです。
●カレー細胞公式ストアOPEN!
ポケットカレーはじめ私がセレクトした色々なカレー商品を追加していきます。
ブックマークお願いいたします。
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
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あ・・・あった。
注意力を問われるな。

うん、ここで間違いない。
それにしてもすごい場所だ・・・

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2018年4月7日オープンのスパイスカレー店。
ずっと来たくてずっとタイミングが合わず、やっと来れました。

店内はカウンター4席のみ。
入店時は全て埋まっており、店主から「先にオーダーしてから2階でお待ちください」との案内が。

カレーメニューはその日の3種あいがけのみで、サイズを大・中・小と選択。
ドリンクはビールのみという潔さです。

階段を登って2階のウェイティングスペースへ。
元々は2階席だったのかな。
録音用のマイクなんかがあります。
後で聞けば店主は元ミュージシャン。
今でもここでたまに音録りしたりするそうですよ。
さて、程なく下からお呼びの声がかかりました。
カウンター席に着くと、あまり待つことなくカレーが提供。
なるほど、前の組が食べている間に次の組のカレーを作っているというわけか。
効率の良いワンオペのやり方ですね。

★3種あいがけ(小)¥1200
・チキンカレー
・茄子マトンキーマ
・ポークビンダルー
三角に守られたライスの各辺に3種のカレーを配置。
ライスの上には豆カレーと副菜が乗せられています。
食べてからみて奥側には、揚げず焼かず、扇型にカットされたパパド。
ロシア構成主義を思わせる規則的な盛り付けは、よく見ればピンクペッパーの配置まで決まっており、
店主の表現フェチがにじり寄るように感じられます。

3種のカレーはいずれもはじめ優しげなタッチ。
特にチキンカレーは玉ねぎの甘みが最初にきて、香ばしく優しい味わい。
と、思っていたらじわじわ。後追いで辛くなってくる。
もちろん、心地よい程度の辛さではありますが、低温サウナのようなカレーですね。

卓上には「ORRIS WATER」、つまりインドのビリヤニの香りづけに用いるローズウォーターです。
これを「ライスにちょっとかけてみてください」と店主の提案。
いやぁ、これええっすね。
スパイスカレーでローズウォーターの香りは随分心地よい。
ぜひお試しあれ。
そしてもう一つ、辛味ペースト。

カリカリに揚げたスライスガーリックに唐辛子、花山椒がしっかり染み切ったオイル。
食感UPとカラシビUPを同時に達成。
一気にパンチがハードになってきます。
ファーストインパクトを狙うあまり、後半だんだん食べ疲れてくるカレーも多いなか、
こちらのカレーは後半に行くにつれ、どんどんとおいしく楽しく刺激的になってくるのが素晴らしい。
Aメロ SPICE & BEATSの後にBメロ SPICE & BEATSがきて、転調を経てサビ SPICE & BEATSがくるという。
実にリズミカルで、実にミュージシャンらしい曲の構成になっているカレーなのです。
食べ終わって振り返れば、ガッチリと構成されたグラフィカルな盛り付けも、あれはジャケ写だったのだなと気づく次第。
ちなみに、このお店の特異なロケーションについて。

実はこのあたり、1995年の大震災で奇跡的に耐え抜いた一角なのだそうです。
周囲が再開発されてもここだけ元の街が残っているため、こんな不思議なことになっているのだそう。
そう思えばここは、スパイスのご利益もある神戸のパワースポットと言えそうです。
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