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名古屋で珍しいアフガニスタン料理三昧。『アリアナレストラン』(車道)
category - カレー&スパイス・愛知県
2022/
12/
15日本ではとても珍しいアフガニスタン料理を名古屋で。

『アリアナレストラン』
看板には「アフガニスタン・インド・イラン料理」とあります。
聞くところによると創業時のオーナーがアフガニスタン人だったようで。

現在はネパール人スタッフが多い様子ですが中東、特にドバイ辺りではインド料理店のスタッフとして(宗教上の食の制約がない)ネパール人が重宝されていることもあり、そういう意味ではこれがリアルともいえるわけです。

店内には大テーブルもあり、ムスリムの皆さんのファミリーパーティー需要があることが窺えます。
今回は多彩なメニューの中から、アフガニスタン料理に的を絞ってオーダーしてみましょう。

★キリンフリー ¥480
こちらムスリム料理のレストラン。
完全ハラール対応ですのでアルコールの提供はありません。

★マースト ヒヤール ¥350
アフガニスタン料理に必須のヨーグルトサラダ。
ペルシア語でマーストはヨーグルト、ヒヤールはキュウリ。
ヨーグルトにキュウリが入っている点ではインドのライタと同じですが、ライタのようにチャットマサラを用いることは無く、
サワークリームとミント、ニゲラ(ブラッククミン)で爽やかな仕上がりになっています。
そのまま食べても、他の料理につけてもOKなのでとりあえず頼むべし。
さて、アフガニスタン料理で「ボラニ」といえば全く異なる2種類の料理があります。
「Bolani」と「Burani」.、日本語では「L」と「R」の区別がつかないので混同しがち。

★ボラニ ¥1000
こちらは「Bolani」。
小麦粉を練って作ったパンの中に具材を包み焼いた、いわゆる「アフガン風お好み焼き」です。
具材はコリアンダーシードなどのスパイスを用いたマッシュポテト。
ソースはヨーグルトかスイートチリかが選べます。
さっきのマースト ヒヤールがあるので、ここはスイートチリでオーダー。

★ボラニ リーク ¥1000
こちらはニラ入り「Bolani」。もちもちしてチヂミのよう。
中東でニラってイメージはあまりなかったのですが、アフガニスタン料理ではニラをよく使うそう。
かつてシルクロードの要衝として栄えたアフガニスタン。
エジプト原産のクミンが西から東へ渡り中華料理で用いられるようになったのとは反対に、
中国原産のニラがこの地の定番食材になっていることがとても興味深いですね。

★ボラニボンジョン ¥900
さて、こちらのボラニは「Burani」(「Borani」とも)。
野菜などのヨーグルト和えです。
ボラニボンジョンは揚げナスのトマトソース煮にヨーグルトを加えた仕立て。
こちらはグッと中東やその西、地中海料理に通ずる世界観ですね。

★アシャック ¥1300
アフガニスタンの水餃子アシャック。
プルッとした薄皮餃子の中にはニラが入っており。
その上に挽き肉とヨーグルトが乗っかっています。
まさにこれこそ、東西食文化がクロスするシルクロードそのものではありませんか。

★オロビア ¥500
メニューには「ささみポテトサラダ」とあったのですが、しっかりほぐされたササミがたっぷりジューシー。
食感や味の印象は「シーチキン」そのものです。
シーじゃないチキンなんですけども。
これでサンドイッチ作ったら「シーじゃないチキンサンド」として売れるんじゃないかしら。
誰もが美味しいと思える素直な味です。
さて、メインの料理がやってきましたよ。

★ゼレシュクパラウ ¥1650
つまりインドのプラオやトルコのピラウ、フランスのピラフ、ロシアのプロフと同根の米料理。
ザックリ言えば、炒めた米を様々な具材や香辛料などを加え炊いたものです。
ゼレシュクとは中東でよく食されるバーベリーのこと。
古代エジプト時代から解熱や抗菌・抗炎症作用、冷却作用の薬として使用されてきた甘酸っぱいベリーです。
用いている米はバスマティライスで、贅沢に用いられたサフランの香りがたまりません。

中には玉ねぎで煮込まれた骨付きチキンが。
スパイス使いはシンプル、というかほとんど用いられていないのですが、
肉の旨味と塩気、サフランライスの香りにバーベリーの甘酸っぱさが複雑に絡み合って、ビリヤニとはまた違った魅力があります。
総じてスパイス使いはシンプルで穏やか。
辛さも控えめで、香りや酸味、旨味を楽しむ料理が多い印象。
お子様連れでも安心して楽しめるお店ではないでしょうか。
反面、とにかく酒が飲みたい!という方にはちょっと我慢を強いるお店ですね。
まぁ、ハシゴすればいいんですけど。
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『アリアナレストラン』
看板には「アフガニスタン・インド・イラン料理」とあります。
聞くところによると創業時のオーナーがアフガニスタン人だったようで。

現在はネパール人スタッフが多い様子ですが中東、特にドバイ辺りではインド料理店のスタッフとして(宗教上の食の制約がない)ネパール人が重宝されていることもあり、そういう意味ではこれがリアルともいえるわけです。

店内には大テーブルもあり、ムスリムの皆さんのファミリーパーティー需要があることが窺えます。
今回は多彩なメニューの中から、アフガニスタン料理に的を絞ってオーダーしてみましょう。

★キリンフリー ¥480
こちらムスリム料理のレストラン。
完全ハラール対応ですのでアルコールの提供はありません。

★マースト ヒヤール ¥350
アフガニスタン料理に必須のヨーグルトサラダ。
ペルシア語でマーストはヨーグルト、ヒヤールはキュウリ。
ヨーグルトにキュウリが入っている点ではインドのライタと同じですが、ライタのようにチャットマサラを用いることは無く、
サワークリームとミント、ニゲラ(ブラッククミン)で爽やかな仕上がりになっています。
そのまま食べても、他の料理につけてもOKなのでとりあえず頼むべし。
さて、アフガニスタン料理で「ボラニ」といえば全く異なる2種類の料理があります。
「Bolani」と「Burani」.、日本語では「L」と「R」の区別がつかないので混同しがち。

★ボラニ ¥1000
こちらは「Bolani」。
小麦粉を練って作ったパンの中に具材を包み焼いた、いわゆる「アフガン風お好み焼き」です。
具材はコリアンダーシードなどのスパイスを用いたマッシュポテト。
ソースはヨーグルトかスイートチリかが選べます。
さっきのマースト ヒヤールがあるので、ここはスイートチリでオーダー。

★ボラニ リーク ¥1000
こちらはニラ入り「Bolani」。もちもちしてチヂミのよう。
中東でニラってイメージはあまりなかったのですが、アフガニスタン料理ではニラをよく使うそう。
かつてシルクロードの要衝として栄えたアフガニスタン。
エジプト原産のクミンが西から東へ渡り中華料理で用いられるようになったのとは反対に、
中国原産のニラがこの地の定番食材になっていることがとても興味深いですね。

★ボラニボンジョン ¥900
さて、こちらのボラニは「Burani」(「Borani」とも)。
野菜などのヨーグルト和えです。
ボラニボンジョンは揚げナスのトマトソース煮にヨーグルトを加えた仕立て。
こちらはグッと中東やその西、地中海料理に通ずる世界観ですね。

★アシャック ¥1300
アフガニスタンの水餃子アシャック。
プルッとした薄皮餃子の中にはニラが入っており。
その上に挽き肉とヨーグルトが乗っかっています。
まさにこれこそ、東西食文化がクロスするシルクロードそのものではありませんか。

★オロビア ¥500
メニューには「ささみポテトサラダ」とあったのですが、しっかりほぐされたササミがたっぷりジューシー。
食感や味の印象は「シーチキン」そのものです。
シーじゃないチキンなんですけども。
これでサンドイッチ作ったら「シーじゃないチキンサンド」として売れるんじゃないかしら。
誰もが美味しいと思える素直な味です。
さて、メインの料理がやってきましたよ。

★ゼレシュクパラウ ¥1650
つまりインドのプラオやトルコのピラウ、フランスのピラフ、ロシアのプロフと同根の米料理。
ザックリ言えば、炒めた米を様々な具材や香辛料などを加え炊いたものです。
ゼレシュクとは中東でよく食されるバーベリーのこと。
古代エジプト時代から解熱や抗菌・抗炎症作用、冷却作用の薬として使用されてきた甘酸っぱいベリーです。
用いている米はバスマティライスで、贅沢に用いられたサフランの香りがたまりません。

中には玉ねぎで煮込まれた骨付きチキンが。
スパイス使いはシンプル、というかほとんど用いられていないのですが、
肉の旨味と塩気、サフランライスの香りにバーベリーの甘酸っぱさが複雑に絡み合って、ビリヤニとはまた違った魅力があります。
総じてスパイス使いはシンプルで穏やか。
辛さも控えめで、香りや酸味、旨味を楽しむ料理が多い印象。
お子様連れでも安心して楽しめるお店ではないでしょうか。
反面、とにかく酒が飲みたい!という方にはちょっと我慢を強いるお店ですね。
まぁ、ハシゴすればいいんですけど。
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