学名:Phractolaemus ansorgii
別名:タバコフィッシュ
最大長:15cm
原産地:アフリカ(ザイール川、ニジェール川)
1科1属1種の、
真の「珍魚」にして、
究極の「変な魚」。
なかなか入荷せず、
しかも入荷直後は水質にデリケートということで、
状態の良い個体を見ることは稀。
しかもぱっと見地味。
図鑑にもネット上にもほとんど情報が載っていないという状態。

別名タバコフィッシュということですが、
タバコというよりむしろ葉巻体型。
一見すると、
ポリプテルス?な感じの魚ですが、全く違います。
もっとも近縁なのは台湾に住むサバヒー(ミルクフィッシュ)という魚。
しかしこちらは超普通の体型の魚なんです。

長く伸びた鼻管。
この辺もポリプテルスなどの古代魚っぽいポイント。
しかし、よく見てください。
この魚の「変」ポイントを・・・

口が頭の上にあります!
しかも餌をとるとき、口が高速で前方に飛び出ます!
しかも上あごが飛び出すので意味不明のアクションになります!
しかもその開閉速度が尋常ではなく、某ショップのHPの例えを借りると、
「イジリー岡田が舌を出すスピード(1秒間に5-10回くらい)」!
もしこの魚を入手することがあったなら、
その動きに爆笑してみてください。
高速イジリーで、
コケを取ります!
水面の油膜を掃除します!
あれ?案外働き者?
この魚の「変」ポイントはそれだけではありません。

目の周りに突き出た白いトゲ。
これ、出てるときと出てないときがあるんです。
時には体側後方にも白いトゲがガンガン出てきて、
タバコというより「鬼の金棒」になっていたり。
かと思うと跡形もなくなっていたり。
その意味は全くわかりません・・・

何から何まで変なこのアフリカンマッドフィッシュ。
しかし最大の「変」ポイントは・・・
成長したらボラみたいな普通の体型になるんだって。
もう意味わかんないです・・・。
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