かつて居酒屋『上亀』で日曜ランチ限定「深川インド定食」を提供、和印融合の美味しさで話題になったのち、福岡県秋月へと移転。
『月と亀』と店名を変え、最寄り駅のない立地ながら「筑前インド」は大評判に。
2017年には東京・堀切菖蒲園の『スパイス喫茶コーヒーロー』にて東京復帰したのですが、翌2018年には再び秋月へ。
そんな『月と亀』が、今度は正式に『月と亀』として元の『上亀』があった東京・森下へと移転。
ついにあの「深川インド定食」が甦ったのです!

路地の入口には案内看板。
その先に小料理屋然とした小さな建物が見えてきます。

『月と亀』
2021年8月28日移転オープン。
カウンター5席のみの小さなお店ですが、今度は木曜以外の週6でのランチ営業。
ぐっと訪問しやすくなったのではないでしょうか。

『月と亀』のアイコンともいうべき、窓に貼られた切り絵も健在。

メニューはもちろん「深川インド定食」。
和の風合いをまとった、ここだけのミールスです。
メインのカレーを一つ決め、好みによって小鉢カレーを追加可能な仕様。

★鰯のつみれカレー定食 ¥1150(税込)
★小鉢カレー(ポークビンダルー)¥250
この「深川カレー定食」では選択したカレーに加え、
・旬の野菜カレー(豆のポタージュ入り)
・ラッサム(トマト風味の薬膳スープカレー)
・アチャール(玉ねぎのつけもの)
・ポリヤル(ココナッツ風味の炒め物)
・サラダ(自家製ドレッシング)
・パパド
・十穀ごはん
がズラリ。

和の器に盛られた独自の世界観です。
まず、絶対外せないのがこちら「鰯のつみれカレー」。

インドの肉団子「コフタ」のようですが、ほとんどパテのように滑らかな鰯のつみれ。
崩しながらご飯に混ぜていただくとまさに、和と印の絶妙な融合を堪能できます。
これこそ「深川インド」。
必食です。
一方のビンダルーは赤ワインビネガーを用いた品のある酸味。
柔らかな豚肉も美味しく、丁寧に丁寧に作られているのがわかります。
ラッサムは辛さ控えめで、定食の中の味噌汁の役割。
野菜カレーも優しげながら素材の旨みが溢れています。
お米は24時間かけて精米する「水車づき」の熟成米(長崎産)使用で、味深くふくよかな食感。
隅々まで丁寧さと優しさが伝わってくるのは小松シェフの人柄。
それでいてしっかり満足感あるメリハリは小松シェフの熟練の技ですね。
食材豊かな筑前での営業を経て、さらにレベルアップした「深川インド定食』。
ちょっと凄いことになっています。
食後はこちら。

★豆乳チャイ ¥200
テイクアウト専用での提供。
5席しかない小さなお店ならではの工夫です。
豆乳に優しさに生姜が効いてカラダぽかぽか。
カレーの余韻に浸れます。
カレー好きは全員行った方が良いお店ですよ。
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