
「路地裏キッチン ヨネモンカレー」
オープンは2020年2月9日。
小さなお店が多い神戸らしい、カウンターのみのカレー店です。

店主ご夫婦は以前みなと元町で「2tone cafe」というカフェを経営。
喫茶店好きなご夫婦らしく、椅子や内装に昭和喫茶店の香りが。
けれどもこのハコ、元はワインバルだったそうですよ。

メニューは基本のキーマに加え、気まぐれカレーが2種。
もちろん合いがけもできます。

★3種あいがけカレー ¥1200
・ひねどり★スパイスキーマ
・ほろほろチキンのピリ辛ココナッツカレー
・豚バラの塩麹漬けのっけ酒粕ジンジャーポークカリー
3種あいがけにして良かった!
だってみてくださいこの美しい盛り付け。
愛ですよ。愛。
愛がなきゃここまで丁寧に盛り付けられない。

定番のキーマはひね鶏使用。
「ひね鶏」っていうのは一言で言えばオトナの鶏。
歳を重ね卵を産まなくなった鷄です。
いつしか日本では「若鶏」がいいモノとしてイメージ付けされてきました。
「若い」というプラスイメージと、咀嚼力が落ちた日本人が柔らかい肉好きだから、ということもあります。
(実際には若鶏は飼育日数が少なくて済むためコストが安く済むという側面もあるのですが)
ですが若鶏にはない噛み応えと、凝縮した旨味は歳を重ねたひね鶏ならでは。
挽き肉にしても肉質をしっかり感じられる肉肉しい鶏キーマなんです。
ほろほろチキンのピリ辛ココナッツカレーはおなじチキンでも全く異なる味わい。
南インド、ケララあたりのカレーを彷彿とさせます。
ここまでいただいて、このお店の鶏という食材への愛がしっかり伝わりました。
そして、特筆すべきはもう一つの限定、豚バラの塩麹漬けのっけ酒粕ジンジャーポークカリーがとにかく旨すぎた。
発酵on発酵の旨味が想像以上に溢れ、何カ月たっても思い出せるインパクト。
これ、メチャクチャ気に入りました。
このカレーをアテに、さらにどぶろくで一杯やりたい!
カレーだけではなく、ライスの状態、副菜一品一品に至るまで実に繊細かつ丁寧。
いいものをいただいた、という満足感に浸れます。
夜はカレーだけでなく、鶏の一品料理をアテにお酒も吞めるそう。
ただし昼で売り切れの際は夜営業なしとのことで、お店のSNSをまめにチェックするのが良さそうです。
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