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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

名店スパイスカフェが手掛ける驚きのモダン・スリランカ。「HOPPERS」(茅場町)

ここ数年、カレーやスパイス料理の世界にもようやくイノベーティブの波がやってきました。
モダンインディアンなら「KALA」「TOKYO SPICE LAB」、
モダンネパールなら「ADI」、
そして2021年12月6日、モダンスリランカの新店が東京・兜町に誕生しました。


「HOPPERS」

実はここ、なんとあの名店「スパイスカフェ」の2号店にあたるお店。

「スパイスカフェ」といえばインド料理・スリランカ料理を軸に旬食材を取り入れた料理を提供するだけでなく、
コース仕立てでワインとスパイス料理のペアリングを提案するなど、
「カレー」という文脈を越えた独創スパイス料理店として日本におけるパイオニアといって良い存在。


決してモダン&イノベーティブの時流に乗って思いついた2号店ではなく、
長きにわたり課題を持って取り組み続けた「スパイスカフェ」伊藤さんならではのモダン・スリランカレストランなのです。


ビジネス街だけあって、ランチ時にはスリランカのRice & Curryをワンプレートで提供。
うって変わって夜は、コース仕立てのモダンスリランカを提供しています。

もちろん私は夜のコースに興味津々。
モダンスリランカコース ¥6,600(税込)を予約しての訪問です。


コース構成は
・Starter
・Fish
・Meat
・Rice & Curry
・Dessert
・Tea
という流れ。

料理の詳細な内容についてはその時々の旬もあるのに加え、
実際に出てきたときの目ウロコな驚きも楽しみではあるので、
写真を見て想像していただくことにしましょう。

それでは。


食前に現れるのは白湯、そしてスライスジンジャー。
これから始まるコースがモダンであると同時に、スリランカの伝統的なアーユルヴェーダの考えが軸であることを告げています。


ま、私は最初からアラックをいただいてしまいますけれども。


◎Starter

まずスターターがここまで多彩かつ、一品一品驚きに満ちたものであるとは思いもよらなかった。


スープにチャパティ、アンブルティヤル、パティスといったスリランカの伝統的食をスマートにアレンジ。
アンブルティヤルはゴラカをしっかり強調、
パティスの鯖の旨味も、ビーツのチャパティの食感も完璧。


そして「わぁっ」と声が出てしまったのが、超ミニチュアサイズのエッグホッパー。


そう、店名の由来である「HOPPER」です。
南インドでいうところのドーサに近い、米粉を発酵させてつくる軽食で、日本ではノーマルサイズでもなかなか見かけない料理。
発酵にも焼きにもテクニックが必要なんです。

その極小版であるこちらは実に精緻な仕上がり。
サイズが小さいぶん、標準的なものと比べると少し塩味とブラックペッパーを効かせて印象を残しています。

・・・いかんいかん、説明しすぎだぞ。


◎Fish

Devil Fishつまりタコです。
スリランカの語源は「光り輝く島」。
インド洋とアラビア海に挟まれ、タコだって食べるのです。


◎Meat

パイです。
パイはパイでもミートパイ。
ミートパイはミートパイでも挽肉ではなく。

実にご立派な赤身。
これがちょっとたまげました。

しっかりとした歯ごたえと柔らかさのバランス、それが肉の芯までブレることなく仕上がっています。
コンセプトの面白さや独創性だけでなく、調理技術の比類なき高さを見せつけられました。

もちろん、パイ生地、ほうれん草、カレーリーフ(カラピンチャ)ソースの組み合わせも面白すぎます。

・・・いかんいかん、料理を説明しすぎているぞ。

このあたりでワインをペアリングしてみましょう。

さすが「スパイスカフェ」というセレクトです。



◎Rice & Curry

またまたたまげました。
ワンプレートの真逆。
ここまで分解されたRice & Curryは予想していませんでした。


確かにRiceとCurryがあるのでRice & Curryには間違いない。

一品一品を堪能した後は、セルフで盛り付けてみました。

これだけでもなんと華やかな。
Rice & Curryの基本ともいえるパリップがめちゃくちゃ美味いのも特筆ポイントです。


◎Dessert

ここに来てチーズケーキのクオリティも凄い。
細かい品数で言ったら物凄い数のコースにも拘わらず、全ての手のかかり方と完成度に圧倒されます。
味の緩急はあれど、作り手側が「抜いた」ところが一切ない。恐るべし。


◎Tea

モダンスリランカンの締めはやっぱり紅茶。
「セイロンティー」として知られるスリランカの紅茶ですが、その産地ごとにさまざまな個性が。
ここでは産地を指定してのオーダーができるんです。

参りました。凄い満足度です。

独創性と先進性ももちろん凄いが、ちゃんとはっきりレストラン料理として美味しいのがさらに凄い。
そして隅々まで味や香り、食感のディテールに意識が届いているのがさらに凄すぎる。

伊藤さんの経験と発想、そして高い技術で緻密に実現するスタッフ。

とんでもないお店です。

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