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2023/06/01

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杜の都の超正統派北インド宮廷料理。『杜のインド料理店 アシルワード』(青葉通一丁目)

category - カレー&スパイス・宮城県
2023/ 06/ 01
                 
最近は美味しい南インド料理店を探すより、美味しい北インド料理店を探す方が難しくなってきました。
タンドリーチキン、ナン、バターチキン・・・言ってみれば「当たり前」の料理となったインド料理で「これは!」と唸る確率の低さ。

ところが逆に、カレーマニア界隈でそれほど話題に上がらなくても、とんでもない実力店が日本全国に点在していることも事実。

今回は、杜の都仙台にある、北インド料理の実力店のお話です。

仙台青葉通り近くのアーケード街、マーブルロードの一角。

ビルの3階にそのお店はありました。

濃厚なインド!インド!インド!な店構えです。

『杜のインド料理店 アシルワード』

オープンは2009年。
店名のアシルワードとはサンスクリット語で「幸福」とか「恵み」とかの意。
日本でいう、海の幸・山の幸の「幸」に近いかもしれませんね。

ちなみに金沢に同名の人気店がありますが、系列関係はありません。


席数は30席ですが、それ以上にゆったり広々とした雰囲気があります。

店内にはタージマハルの立体模型が。
ん?ちょっと待って??

これ、レゴじゃないですか!!
素晴らしすぎます。

まずは一杯。

★生ビール ¥520(最初の一杯 ¥380)

いやいやお得すぎます。
メニューには正統北インドの宮廷料理がズラリ。
タンドール料理やビリヤニも揃っています。

カレーは単品で900円~1400円くらい。
アラカルトオーダーもかなり魅力的なのですが、ディナータイムにはありえないほどお得なセットがあるんです。
それがこちら。

★選べるコース ¥2200
・スープ
・パニールパコダ
・アシルワードカダイマトン +¥200
・マトンジャグリ
・ラッツァパロタ
・クルフィ


スープから揚げ物、焼き物、カレー、粉もの、デザートまでついてこの値段。
どう計算しても合わない!

いいんですか?本当に。

しかもセットだからと言って手抜きは一切なし。
全てが、東京でもなかなかいただけないほど手が込んだ、一流北インド料理なのです。


◎パニールパコダ&マトンジャグリ

パニールパコダはカッテージチーズにひよこ豆の衣をつけて揚げた、チーズナゲットのようなもの。
まさにビールの最良の友です。

マトンジャグリはタンドリーチキンのようにヨーグルトとスパイスでマリネした羊肉をタンドール窯でしっかり焼き上げたもの。
肉のボリューム、旨味に加え、濃厚なマサラ感。
そしてしかkりとヨーグルトの酸味も効いておりまさに絶品!


◎アシルワードカダイマトン

カレーはプラス200円ですべてのメニューから選択可能に。
ムスリム系のカレーですが、羊肉たっぷり、野菜たっぷり。
ドロッと濃密なグレービーは辛口でありながらカシアシナモンの甘い香りが強調されており、実にリッチ。
素晴らしい。


合わせる粉ものはナンじゃありません。
全粒粉で焼き上げた、濃い色のラッツァパロタ。
小麦の旨味がしっかり出ていて、これまた素晴らしい。
カダイマトンとよく合います。


食後はインドのアイス「クルフィ」。
ミルキーな風味とシャクッとした食感がたまりません。
濃厚スパイシーな料理のお口直しはこれでなくっちゃ。


★チャイ +¥180

〆は穏やかに香るチャイで。

なんと、ここまで飲み喰いして3000円以内に収まっちゃった。
あえてコスパという言葉を使うなら、ここまでお得なお店は日本中探してもなかなかない。

ですが、仮にこれが1.5倍の値段だったとしても、稀有なレベルの北インド料理店であることは間違いなし。

実は、奇跡のようなお店だと思うのです。

インド料理好きが仙台に足を運ぶ理由になりますよ。

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