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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

発表!【第7回】Japanese Curry Awards 2020受賞店!

お待たせしました!

Japanese Curry Awards2020受賞店の発表です!
2020.png

2014年、11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」。
日本のカレー文化に貢献したカレー店を選出し、表彰する取組みです。

⇒Japanese Curry Awards公式HP

おいしいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家の薦める店もあるし、みんなの採点や投票によるインターネットのランキングもあります。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。店選びに正解はありません。
だとしたら、もっと別の切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
カレーを愛してやまない、カレーの食べ歩きに人並みならぬ情熱を注ぎ続けている偏愛家たちが一堂に会して、
“Curry of the Year”を決めるプロジェクトを今年からスタートさせることにしました。


           - Japanese Curry Awards実行委員会 水野仁輔 -

各審査員のプロフィールはこちら。
http://japanesecurry.net/#judges

選考方式はまず、各選考委員がアワード10店&新人賞・名誉賞各1店をノミネート。
その後、全員のノミネート店を共有した各選考委員が検証。
本選考へと臨みアワード受賞店決定!という流れ。

今年の本審査は12月21日。コロナ禍の状況を踏まえ、「バンゲラズキッチン銀座」をベースにしつつリモート接続での協議。

外食全体が厳しい状況の中、さまざまな角度からメインアワード⒑店、新人賞・名誉賞が選考されました。
特に新人賞は、この状況の中で新たなスタートを切った店を応援すべく、2店舗の選出。

それでは、発表です。

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▼アアベルカレー(大阪・九条)

とにかくブレない軸と着地点への明確なイメージ構成力で旬の食材をスパイスで仕立てていく、店主自身がマルチプレイヤーなミュージシャンである通り、まさに多彩な音楽的(バンドであったりオーケストラであったり)カレーを世に輩出しています。
また最近は今まであえて使ってこなかった出汁も使うカレーも作り出しており、さらにその拘りと楽しみに満ちた世界観を拡げています。
(文:三嶋達也)


▼ADI(東京・中目黒)


OLD NEPALと同じ時期に新たにOPENした1つモダンネパーリー。
日本の食材にこだわりながら、ネパールの伝統料理や家庭料理を組み合わせる、ネパール人と日本人の2人だからこそできた世界観だと思います。
(文:さと2)

間借りから実店舗化したネパール料理店。ランチのダルバートやチャイスタンドと、夜のモダンネパールコースとの両方の顔を持つ。安価なネパール料理が大勢を占める東京で、豪徳寺OLD NEPALと並ぶ新しい波を作るお店になっている。
(文:三吉)

ついにネパールにもモダンの流れが、という驚きがまず第一。家庭料理または素朴な料理という印象が強かったネパールを、雰囲気からメニューから一気にエレベートさせてしまったことに脱帽。
(文:NOMCO)


▼idematsu(大阪・南森町)

〝フレンチとスパイスカレーの融合〟
それを語る上で、イデマツは外せません。
フレンチシェフとして経験を積んだその技術・知識を用い生み出すカレーは、コースのメインディッシュといってもよい圧倒的フレンチとカレーの融合を発揮しています。
他ジャンルによるカレーを提供する店の中でも尖った存在。
(文:TAK)



▼OLD NEPAL TOKYO(東京・豪徳寺)

JAPANESE CURRY AWARDS2015新人賞の大阪「ダルバート食堂」、その本田オーナーが東京で新たな挑戦!
2019年から2020年にかけての大きなムーブメントとなるはずだったモダン・スパイス・キュイジーヌの世界にネパール料理から殴り込み。
ディナーのエレガントなモダンネパールコースを軸にしたお店作りは、リトルカトマンズ新大久保のネパール料理低価格競争のアンチテーゼであり、カレー料理がフレンチやイタリアンと肩を並べる一流グルメとなり得る指針をも示しています。
また開店とほぼ同じタイミングで、今まで、日本で料理体系として纏められていなかったネパール料理本を刊行。ネパール料理の素晴らしさを確かな知見で広めたのも重要なポイントです。
(文:松 宏彰〔カレー細胞〕)

ネパール料理をコース仕立てでいただく、モダンネパーリー先駆けのお店。ダルバート食堂の良さをのこしつつ、新しいことをやる想像力と、経験値の違いは食べればすぐに納得です。
内装や器の1つ1つに強いこだわりを感じ、東京のカレーを語る上では欠かせない1店だと思います!!


(文:さと2)

ダルバート食堂の本田シェフが満を持して東京進出したお店。オープン直後は伝統的なカジャやダルバートを、ここ最近はそれに色々な要素が加わった料理を出しています。炭火で焼いたあと低温調理されたセクワやスープ仕立てのタルカリなど、様々に形を変えて提供される料理の数々は新しくありつつも正統派の味です。伝統に様々な現代的な要素が加わったまさにモダンネパール料理、ぜひ一度訪れるべきお店です。
(文:ノリ)


▼KARLY(島根・松江市)

鳥取のスパイスカレーの名店「かるだもん」出身の店主は、豚の骨髄をモチモチになるまで煮こんだパイカカレーに感動し、城下町松江に活気を与える思いでオープンし、町興しの功績は大きい。また、予約の出来るカレー屋さんとしてKARLY禅(2号店)を出店。スパイスは20種類でマイルドに仕上げ毎日でも食べたくなる味に。お米は「コシヒカリ」と「きぬむすめ」を合わせた島根産。お昼時ともなれば行列を作る人気店。
(文:しまじろ)

▼カレーの店 プーさん(東京・武蔵小金井)
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1980年創業で今年40周年。野菜カレーが名物でお皿いっぱいの素揚げ野菜に目が行きますが、クローブがきいたスパイシーなカレーソースがやみつきになります。ベースの1つが旨味たっぷりの魚介ダシのスープで、和出汁がきいた今のスパイスカレーのような味わい。40年も前からこのカレーを提供していたというのが驚きです。お店はいつも満席で、幅広い客層から愛されているのだなと感じます。
(文:鈴木)


▼SAVOY(兵庫・三宮)

神戸のソウルフードと言われた「サヴォイ」が閉店・・・2019年に駆け抜けた衝撃のニュースの後、ファンの後押しにより見事再会復活。コロナ禍においても、カレーの冷凍通販を開始するなど新たなステージへと踏み出しました。
(文:松 宏彰〔カレー細胞〕)


▼ジョニーのビリヤニ(石川・金沢市)

緊急事態宣言中、ここの宅配に助けられました。。
冷凍なのに、レンジ解凍したあとのふわふわの仕上がり。ハイデラバードを思い出す容赦ない辛さとスパイス感。ビリヤニを流通に乗せるなど誰が想像できたでしょうか。インド・パキスタンを日本に広めることに貢献しまくっているお店だと思います。
(文:さと2)


▼堕天使かっきー(大阪・フリーランス)

今年もますます活動の場を広げて全国的にかっきーの名を響かせて、大阪カレー界において全国区的なタレントともいえる存在感を確立しました。
仕込バーなる新しい営業形態も編み出して、仕込をしながらカレーに囚われない自由なスパイス料理をお酒と共に提供し、更なる新境地も開拓して進化し続けて異彩を放ち続けています。
(文:三嶋)


▼ティーハウスMURA(東京・代々木)

私のカレー食べ歩きの原点で、幻だったお店が今年17年ぶりに奇跡の復活!
インスタ映えはおろか、ブログやSNSすらない頃の料理を写真におさめる習慣がない時代から続くカレーは、古臭さを感じさせない独創的かつ芸術的なひと皿です。
刺激的なスパイス料理を当たり前に召し上がっている若い方たちにこそ、体験していただきたいと思います。
(文:USHIZO)

自由が丘にあった紅茶専門店が17年ぶりに復活。野菜の旨味が広がるMURAカレー。ナッツライスには薔薇のドライフラワーが散りばめ、スパイスカレーが台頭する昨今においても進化の先にある独創的なカレーです。
(文:しまじろ)

1977年から2004年まで自由が丘で営業していた、古くからのカレー好きには伝説的なお店となっていたMURAがまさかの復活。昨今のワンプレート盛りに通じる盛り付けは美しく、スパイスも塩気も控えめながら、油と野菜のうまみを軸に組み立てる味に感銘を受けました。チャイも本当においしい。
(文:鈴木)


■新人賞

▼India Gate(京都・烏丸)

日本人オーナーシェフによる、本格的なビリヤニレストラン。チキンやマトンと言った定番の食材はもちろん、松茸や鱧などの京都らしい食材も見事にスパイスと合わせ、一流のボリ脂に変身させる。まさに、魔法のスパイスの使い手。
(文:さいちゃん)

今年誕生した新進気鋭のビリヤニ専門店。しかしながら、今関西で最も尖った表現をしているお店です。インド的要素に和のテイストを加えたスタイルは、ビリヤニの新たな境地を開拓する可能性を秘めた実力店。
(文:TAK)


▼牧谿(東京・市ヶ谷)

圧倒的オリジナリティ!
南インド料理と発酵中華という、異ジャンル融合の極みでありながら、その完成度は異様に高く、日本酒とのマッチングを提案したり、カレーにカカオを用いたりと自由自在。
カレーの無限の可能性を感じさせてくれる超大型新人です。
(文:松 宏彰〔カレー細胞〕)

インドや中国などの料理を独自解釈で融合させた、不思議なスパイス料理がいくつも並ぶ居酒屋さん。青菜のスパイス炒めに魚醤がきいていたり、インド系のカレーなのに豚肉が使われ、しかもウーロン茶の苦みがアクセントになっていたりと複雑さを極める。
料理だけでなく、日本酒の品揃えも通好み。正直言って万人向けとは言いがたく、日本のカレー文化に貢献するかは分からない。でも、こんなアクセントがあるお店があることで、東京のカレーシーンが一段と充実するのは間違いない。
(文:たあぼう)

このくらい、振り切った店ができたというのは今年元気になるニュース。どこにもないこのスタイルは、この先もなかなか真似はできないのではないだろうか。と同時に、今後別の形で独自のスタイルの店が誕生するキッカケになったはずで、カリーが一つまた次のステージに上がることを期待させてくれた。
(文:NOMCO)


■名誉賞
アジャンタ(東京・麹町)

現在各地で影響を与えている(そしてJapanese Curry Awardsを受賞している)シェフを輩出した名店。現在の日本のカレー文化ということを歴史的に考えたときに、素通りは出来ないお店。
(文:三吉)

1957年、阿佐ヶ谷で「カレーと珈琲の店 アジャンタ」を始め、その後九段にお店を移し純インド料理店アジャンタを開店。1985年、現在の麹町に移転。日本で本場のインド料理を広めた功績と今もなお当時のレシピを伝承し守られている。アジャンタ出身の日本人シェフも多く、日本のカレー文化に大きく貢献した実績は名誉賞に値する。
(文:しまじろ)

創業から60年あまり、言わずと知れたインド料理の老舗。今でこそ日本でも大都市圏であればポピュラーになった南インド料理も、ここアジャンタの下地があったからこそといえるだろう。出身者が各地で独立して評判のお店となっていったことは周知の通り。お店が標榜するとおり、「インドと日本を、料理でつなぐ」役割を果たしてきた。
また、アジャンタは通信販売が充実する。新型コロナ禍で外出が制限されやすい昨今だが、家庭でその味を堪能できるのはありがたい。
さらに12月1日には池袋西武に惣菜店をオープンする。老舗の地位に安住せず、新たな業態に挑戦を続ける姿勢を応援せずにはいられない。
(文:たあぼう)


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東京では「ADI」「OLD NEPAL」、関西では「イデマツ」と、モダンを切り口にいたお店が多く選出されたのが今回の特徴。
「行くべき理由がある店」でなければ生き残れない時代に、新たな可能性を見いだすことができたのではないでしょうか。
その他、地方から通販で成功を収めた「ジョニーのビリヤニ」、通販が増えることで地方のカレー店が東京・大阪の店と戦える土俵ができたことを証明してくれました。
「MURA」「SAVOY」といった老舗の復活も見逃せません。いずれもファンの後押しによる復活。物理的な距離が拡がる時代だからこそ、お店とファンの心の距離は密になっていかねばなりませんね。

さぁ、まもなく2021年。
ニッポンのカレーは、コロナになんか負けないことを証明していきましょう!!


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