中でも前から気になっていたお店が「ノラリクラリ」さん。
店名もさることながら、そのスタンスも独特。
公式Facebookページには
注意書
当店は万人受けしません、クセのある料理がメインです
下記に2つ以上該当した場合
お互いのため注文を考え直してください
①辛いものが苦手
②パクチーandマトンが苦手
③時間に余裕がない
④財布に余裕がない
⑤心に余裕がない
まあ、当然といえば当然のことが書いてあるわけですが、北九州「KALA」と通ずる明確なスタンス。特別な料理を、価値共有できる人に食べて欲しい。実は入り口としては親切な但し書きなのではないでしょうか。
そして営業スタイル。
現在は予約があればオープンするというスタイルのようで、Facebookメッセンジャーにて日時をやりとり。
「一名でも大丈夫ですか?」の問いには、
「少人数だと助かります。同時だと最大4名までしか受付られないので」との答え。
良かった!
ということで、指定の場所は、砂湯で有名な竹瓦温泉の前。

街の中心にこんな凄い温泉があるなんで凄いぞ別府。
そのちょうど真向かいにある「TAKEYA」というお店。


ここが「ノラリクラリ」さん本日の営業場所だったんです。
指定の時間に灯る明かり。
お店に入ると、テーブルの上に素晴らしいターリーが。
うわあ。

★本日のターリー ¥1500(税込)
私ひとりのためにここまで凝った料理、良いんでしょうか?
今回の料理構成は
・マトンコルマ
・ムルグカラヒ
・チャナマサラ
・カシミールカレー
・アチャール
・パパド
・ターメリックライス

パキスタン人留学生から教わったレシピをベースにしたマトンコルマ。
サリサリインスパイアかつ独自アレンジのムルグカラヒ。
蜂蜜を用い、豆の食感を残したチャナマサラ。
素焚糖を使用、デリーインスパイアながらティッカ仕立てのチキンとジャガイモが香ばしいカシミールカレー。
そこに自家製ダヒ、アチャール、パパド、ターメリックライス。
唸るしかありません。
特にマトンコルマはいわゆるクリーミィなアレとは全く異なり、羊の旨みと油の旨み、髄のデロデロ感が愉しめる逸品!
これはずっと食べていたかった。
噂に違わぬ、魂の篭った料理たち。
そりゃあ、変な客にふらっと来られたくはないわな、と納得です。
あ、誤解なきよう言うと、店主は物腰穏やかで親切丁寧。
料理の知識自体はなくとも、丁寧に説明してくれますからご安心を。

ご店主によると、今まではパラレルワークで料理を提供していたため、このように特殊な営業スタイルだったものの、今後はカレーに専念するため、この「TAKEYA」を固定の営業場所にし(実はここ、店主の奥さんのお店で現在は営業していないそう)、レギュラー営業も考えているとのこと。
まずは、Facebookの情報をチェックすべしですね。
現在の予約方法は、
・直接電話する 090-3014-4078
・Facebookページの予約ボタンから予約 https://www.facebook.com/norarycrary/
予約の際は次の項目お知らせください
(氏名、購入日、来店時間、購入数量、別府or大分)
必ず予約受付完了メッセージを確認してからご来店ください
※日によって営業場所が変わる(別府か大分)ことにご注意。
●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
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