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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

コロナ下におけるビリヤニ生存戦略。「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」(高円寺)

2020年はビリヤニ黎明の年になるはずでした。
ビリヤニをメニューに入れる店が増え、
マニアでない一般層が「ビリヤニ好きなんだよね」と言い始め、
イベントでビリヤニ出せば集客アップ。

そんなグイグイ期にやってきたのがコロナという魔物。

ですがビリヤニはコロナにもそこそこ強かった。
テイクアウトや冷凍にも適し、STAY HOMEの風潮の中でもジワジワと人気を拡大してきました。

2020年頭に予想したような、熱気あふれるブームではなかったけれど、2022年の今、
「ジョニーのビリヤニ」「INDIA GATE」「ビリヤニ大澤」といった話題店の台頭もあいまって、
ビリヤニは随分と市民権を獲得したとも思います。

こうしたビリヤニ普及の中でも、特に大きな貢献をしたのが「エリックサウス」の存在でしょう。
ビジネスピープルの生活導線上に店を構え、お一人様でもオーダーしやすいサイズでの提供。
厨房でもビリヤニの工程をフォーマット化し、調理人が変わっても安定したクオリティでの提供を実現した点も、大きく評価されるべきです。

そんな「エリックサウス」が2020年の目玉として高円寺にオープンしたのがこちらのお店。


「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」

完全に、ビリヤニに興味を持ち始めた顧客層を狙い撃ちにした店名。

そして実際、そのような客層に対し、ビリヤニの素晴らしさをいかに伝えるか、
同時にビリヤニにうるさいマニア層をもどう唸らせるか、を徹底的に考え抜かれたお店となっていたのです。
(※訪問は2020年。今頃ですみません)


インド料理店のイメージを覆す、モダンな内装。
「インドの炒飯」ではなく「インドのパエリア」として楽しんでほしいというスタンスがはっきり見てとれます。

メニューを開けば、ビリヤニのバリエーションが豊富なのはもちろん、
ワンプレートで2種のビリヤニの合い盛りができたり、
炊き上がりを待つ間を楽しむためのメニューがあったり、
食べきれなかったビリヤニをセルフで包めるテイクアウト容器が各席の近くにあったりと、
徹底した顧客目線をサービスに落とし込みつつ、

ローカリティなどによるビリヤニの違いが分かりやすく説明されていたり、
ビリヤニに添えるグレーヴィー(具無しカレーみたいな存在)もビリヤニの種類ごとに変えていたり、
お酒と合わせる(他であまり提供されていない)インドの一品料理がメニューにあったりと、
マニアの興味や知識欲にもしっかりと応えています。

それでは、行ってみましょう。


★チョップドマトンケバブ ¥780

粗挽きの羊肉を使った石焼きケバブをトマトとヨーグルトのソースで。
よく「ビリヤニは南インド料理」と誤解されることがありますが、実。際には、中東の食文化と繋がったムスリム料理。
南インド・ハイデラバードのビリヤニが有名なのも、ハイデラバードがムスリム都市だからです。
そしてムスリムの方々が好むのがケバブ料理。
こちらはトマト&ヨーグルトのソースで中東テイストも強調されており、暗に「ビリヤニは南インド料理」の誤解を解く仕掛けがあるのが面白いです。


★鯖のバナナリーフ包み焼き ¥800

インドでも特に南インド・ケララ州や、東インド・西ベンガル州など、米と淡水魚を食する地域で好まれる、魚のバナナリーフ焼き。
スパイスとバナナの葉によって、魚の臭みを消す意味合いも大きいのではないでしょうか。
こちらではもともと旨味が強いサバを使用。
スパイスに負けない旨味がギュッと詰まっています。


★炊き待ちセット ¥500
・アンドラ風チキンピックル
・キャロットラペ 3種柑橘とローストクミン風味
・スンダルサラダ
・ラッサム


ビリヤニが来る前にちょこちょこ摘まめるお得なセット。
この発想がニクい。
特にチキンピックルは「エリックサウス」各店でも人気で、私もスターターに必ず頼む逸品です。


★骨付きマトンビリヤニ ¥1570

このお一人様サイズこそが「エリックサウス」。
スプーンを入れたとき、白い米の層とグレーヴィーで米が茶色い層とが、地層のようにはっきり見て良いです。
こちらはスパイスフルな仕上がりで、マトン好きには堪らないチューニング。


★ツインビリヤニ ¥1100

ビリヤニのエントリー層にはこちらがオススメ。
チキンビリヤニとマトンキーマビリヤニとのあいがけです。
チキングレイヴィもついており、ちょっとしたスパイスカレー気分でいただけるのもポイント。
マトンキーマビリヤニってのは、日本人的感覚ではもう「ドライカレー」!


★瓶コーラカクテル スパイスウォッカセット ¥590

現地でビリヤニのお供といえばコーラ。
それをホッピー感覚で割っていただくスパイス酒、最高じゃないですか。


★マンゴークルフィ ¥290

食後はもちろんこの、エリック必殺デザートで。
確実に満たされます。

明けない夜はないとはよく言いますが、ことコロナに関しては、明けないままみな慣れてしまう可能性もあり。
そんな中でもテイクアウト、デリバリー、イートイン、昼にも夜にもカフェにも対応するこのお店。
充分に戦えるポテンシャルを持っていると思いました。

カレーよ、ビリヤニよ、強くあれ。

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