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2020/03/04

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2020年東京、スパイス呑みの最先端スタイル。「マロロガバワン」(新井薬師)

category - [中央線 中野~高円寺]
2020/ 03/ 04
                 
高幡不動「アンジュナ」で修業、その後「エリックサウス」各店で店長をつとめた磯邊さんが独立、意欲的なお店ををオープンしました。
場所は新井薬師門前交差点の角。

「マロロガバワン」

2020年1月グランドオープン。
掲げられたテーマは「indo&more」。
インド料理を基軸としつつも、ジャンルを超えた独創スパイス料理を提供するお店です。
そもそも「薬師」は夜叉、つまりインド神話の鬼神ヤクシャでありますから、このお店に非常にふさわしい立地と言えましょう。


スタイリッシュな内装もまさに「indo&more」。


インド的エッセンスを含めつつも、全体として従来のインド料理店とは一線を画する雰囲気です。

この日は一階のカウンター席。
磯邊さんの調理が良く見える席へと陣取りました。


★ハートランド(小)¥495

まず注目すべきはこのグラス。
昔の喫茶店でミックスジュースやミルクセーキに用いるアレじゃないですか。
聞けばこの場所、元々は洋食屋さんが入っていたようで、その店の備品(もしくはさらに前の店の備品)が残っていたんだそう。
歴史ある新井薬師の商店街ならではですね。


あ、スパンクも発見!おはよう。


★今日のアチャール ゴーヤと大根 ¥440

ディナータイムの魅力はやはり、スパイス呑み。
お酒のつまみとなる小皿スパイス料理がたくさんで目移りしちゃいます。


★チキン2020 ¥660

こちら2020年に完成した、20種のスパイスのオリジナル唐揚げ。
南インドのチキン65にひっかけたシャレですね。
んでこれがビールに超絶合う。鳥が苦手な人以外は全員頼んでおいて間違いないでしょう。
トマトチャトニをつけていただいても美味いですよ。


★自家製スパイス リモンチェッロ ¥660

イタリアのスイート&ストロングな酒もスパイス呑み仕様。
流石「indo&more」ですね。


★ポテトマサラとベーコン ¥660

これはメニュー名からは全く想像できなかった盛り付け・・・美しい。


小ぶりながらカリッと濃厚なベーコン、実はこちらが主役。
ベーコンをいかにうまく食うか、というポテトマサラやチャトニです。


★テンプストレス ¥550

こちら泡は泡でもスペインのスパークリングワイン「カヴァ」。



★エゾ鹿コフタの煮込み ¥990

これまた魅惑的。
コフタは肉団子、羊を鹿に置き換えた肉肉しさに、ゴビ(カリフラワー)の組み合わせ。
爽やかなミントチャトニを合わせてもワインに合いますね。

さて、このようにお酒とスパイス料理を次々に合わせていくビストロ的愉しみ、いわゆる「スパイス呑み」としても秀逸すぎるこの店ですが、ガッツリいただくセットメニューもなかなかに強烈。

★マロロガターリー ¥2750
・お好きなカレー2種(キーママタール/韓国カボチャとレンズ豆のカレー)
・プレーンドーサ
・サンバル
・ココナッツチャトニ
・新ごぼうのドライカレー
・玉ねぎのアチャール
・うずらのマサラ
・タンドールそら豆
・ワカサギエスカベッシュ
・オリーブのマリネ
・ライス
・レモンピクルス
・バパド


いやもう見てくださいこの密度と品数。
しかも一品一品の食材と調理法への捻りっぷり。
東洋と西洋が混ざり合った、まさにここでしかいただけない珠玉のターリーとなっています。


それぞれが美味いのですが、特にグッときたのはキーママタール。
グリンピース入りのドライキーマなのですが、この肉感とカルダモン&クローブの香りが最高。
実は単品で主役を張れる逸品となっていました。


そして新ゴボウのドライカレー。
このゴボウ自体が凄く美味い。スパイスで素材の美味さが引き立っていますね。

ライスに加えドーサまでついて大満足大満腹の玉手箱でした。

南インドなどローカリティ溢れる料理をベースにし、季節食材を取り入れ、異なる食ジャンルを独自に融合、お酒とともに愉しめるスパイス料理。
まさに2020年東京における最先端スタイルでありつつ、シェフの個性も際立つ、なかなかにインパクトあるお店が誕生したものです。


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