ずっと気になっていたのですが、間借り営業を卒業し、実店舗を構えたこのタイミングで、ようやく訪問できました。

「神戸カレー食堂 ラージクマール」
小粋なブティックが並ぶ神戸トアウェストに2019年11月10日オープン。

古いビルの非常階段を上がった三階にお店はあるのですが・・・
入ってビックリ。

なんだ?この広々としたスペースは?
実はここ、店内待合スペース。
待っている間に、神戸のあちこちにあるカレー店の紹介を見たり、ショップカードをもらったりできるんです。
・・・って、もう1店舗カレー屋できるんちゃう?ってなほど贅沢なスペース!
外からは想像つきません。
ですが私はめちゃめちゃタイミング良く(才能です)、待ちが途切れ席が空いたところ。
すんなりと入店。
・・・まあ、うすうす予測はしていましたが、その予測をも上回る広さの店内!

店名からイメージするような、インドやパキスタンのレストランのよう。

ベリーダンスやら民族楽器ライブやらできそうなステージまであるで・・・

厨房やってめちゃめちゃ広し。
間借りからの実店舗デビューと聞くとこじんまりした店を想像していただけに(しかも飲食は小バコが多い神戸だけに)この広さにまず驚きです。

中央の大きな黒板には「神戸をカレーの街に」の活動呼びかけが。
これを見てここのカレーを食べた人は高確率で #神戸をカレーの街に でツイート&シェアすることでしょう。

黒板の下の白壁に薄くエンボスで描かれたタージマハルも見逃せませんよ。
さて、この日は年始ということで特別メニュー。

一皿一皿丁寧に作っていただき、やってきたのはこちらのカレー。

★謹賀新年!紅白カレープレート ¥1000
・極上バターで煮込んだバターチキン
・冬の濃厚ホワイトチキンカレー
・スリランカ風ココナッツふりかけ
・むげんにんじん
・ライタ
・スパイスポテサラ(白VAR)
見た目は2色ですがなんと驚きの6種盛り。
さあいただきましょう。

まずはホワイトチキンカレー。
白いカレーといえばベンガルのレザラやコルマが浮かびますが、こちら寧ろケララシチューにタイのグリーンカレー感を加えたテイスト。

対するのはトマトの酸味を強めに出したバタチキ。
しっかり効いたカルダモンも印象的です。
副菜ではポルサンボルがなかなかの酸味押し。
店名からイメージするようなゴリゴリのインド側でもなく、かといって大阪のスパイスカレー側でもない。
まさに独自のクラフトカレーと言えましょう。
多様な文化が共存する港町として栄えた神戸。
多様な文化をミックスして生み出されるカレーこそが、名物にふさわしい、ということですよね。
神戸をカレーの街に。
※紅白カレープレートは1/5までの提供。お早めに!
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