Post
マンガロールからパールシーまで、めくるめくインド各地の味をワンテーブルに。「バンゲラズキッチン神保町」(神保町)
category - [神保町,神田,秋葉原]
2019/
12/
302018年1月銀座に日本初マンガロール料理専門店としてオープン。
未知の料理への興味だけでなく予想を越えたクオリティでまたたく間に名店の仲間入りをした「バンゲラズキッチン」。
船堀の「バンゲラズスパイスラボ」に続く3店舗めとしてオープンしたのがこちら。

「バンゲラズキッチン神保町」
2019年8月26日オープン。
マンガロール料理専門店としての銀座「バンゲラズキッチン」成功の後、オーナーのバンゲラさんはこう話していました。
「インドにはまだまだ日本に紹介されていない素晴らしい料理がたくさんある。新しい店舗をオープンして、マンガロールだけでない、インド各地の素晴らしい料理を紹介したい。」と。
そして2019年春にはこの神保町テラススクエアの場所と出会い契約。
ところが、自分が見込んだ腕利きのシェフにこだわるバンゲラさん、インドにいるシェフの来日を待ちオープン日を延期。
そんなタイミングで船堀への出店の話が持ち上がり、そちらが先にオープンしたため、この神保町店が順番的には3号店となったわけですが「実はこちらが本当の2号店」だったというわけなんです。

8月のオープン時には私もコラボさせていただき「神保町インディアンサマー」として大々的にオープニングイベントを開催。
なんと300人ものお客が詰めかけてくれました。
そしてオープンから早4か月。
バンゲラさんが目指した、「インド各地の知られざる料理を提供するレストラン」としての態勢はしっかり盤石のものになってきました。

こちら神保町店のテーマは「Costal Kitchen」。
開眼に面し、潮風を受けながら素敵なお酒と料理を楽しむ、そんな世界観。
テラス席がふんだんに使えるこの神保町テラススクエアならではのコンセプトです。
夏は特に気持ちいいですよ。
さて、それでは、「バンゲラズキッチン神保町」のめくるめくインド料理、そして魅惑のお酒の世界をご紹介しましょう。

★スパイスドカクテル ¥699
インディアンラムにジンジャーレモン、蜂蜜、スターアニスなどのスパイスを合わせた香りと甘み押しのカクテル。
そう、こちらのお店はスパイス酒も豊富なんです。

★インフューズドカクテル(チリ)
こちらはなんと、生のグリーンチリをあしらったカクテル。
割と、というか結構辛いです。
しかもグリーンチリを酒に投入しておくと、カプサイシンが染み出してどんどん辛く。
辛党(本当の意味での)に超オススメな一杯です。

★バナナバンズ 2個 ¥720
こちらは銀座でも人気、マンガロールのスターター。
焼きたてパンにバナナの香り、これを嫌いな人はいないはず!

★ムングダルサラダ ¥750
ザクッとした食感が魅力のサラダです。

★マトンウルワル ¥1760
カリッカリに炒めたカレーリーフ、たっぷりのカシューナッツと唐辛子、ビールの至高のおつまみ。
「バンゲラズキッチン」が銀座にオープンして以来、毎回必ず頼む私のお気に入りメニューです。
(マツコの知らない世界「ドライカレー」でもご紹介させていただきました。)
銀座店ではチキン、こちら神保町ではマトンかパニールが選択可。
ベジ気分かノンベジ気分かで選びましょう。

★キングフィッシャーストロング
定番インドビールのストロング版は味も濃口。

★マンゴービアー
インド産マンゴーがベース。
リゾート気分で楽しめます。

★ガラウディケバブ ¥920
船堀「バンゲラズスパイスラボ」で初登場、私が今年一番衝撃を受けたインド料理が神保町にも。
羊肉とは信じられないほど滑らかな食感は、まるでフォアグラかレバーパテ。
それでいて羊肉の風味はたっぷり。
とにかく食べてみてください、としか言いようがない逸品です。


インドワインの種類も豊富。
GLOVERをメインに様々な個性のワインがあるので、お店のひとに聞いてみて。

★マルワニマッチカディ(サワラ) ¥1890
グリーンマンゴの酸味が爽やかなインド西海岸マルワンのフィッシュカレー。
こちらはサワラを使用、独特の旨味が酸味の中に生きています。

★マルワニマッチカディ(バサ) ¥1890
同じく、こちらはバサを用いたバージョン。
バサはパンガシウス科に属する遊泳性ナマズの一種で、ふんわりした白身が特徴。
同じメニューで魚を変えて楽しめるのも「バンゲラズキッチン」ならでは。

★ケララパロタ ¥550
ほのかに甘いケララ州のデニッシュパン。
魚のカレーにもよく合います。

★バーリワンギ ¥1360
こちらオーナー激オススメ。
コンカニで人気の茄子カレーです。
丸茄子に染み込んだ濃厚なマサラ、刺激的なのにどこか日本の「茄子の肉詰め」を髣髴とさせ、しみじみ美味いですねー。

★タンドラチバクリ ¥550
あわせるのは同じくコンカニの米粉パン。
見た目はチャパティなのに、食べるとお餅。
そのギャップに驚きです。
茄子カレーに合わせるとさらに、新しいのに懐かしい味に。

★メティペトラ ¥1290
こちらはムンバイの家庭料理。
メティ(葉っぱのほう)をひよこ豆のトロみで煮詰めた一品。とにかくメティの香りが素晴らしく、最早メティペースト!
これは個人的にもかなりのオススメ!
茶漬け的な締めにも使えそう。

★ルマリロティ ¥520
薄く、大きく伸ばした通称ハンカチロティ。
そこそこのサイズの鉄板が必要な有難いメニューですよ。

★バレダ イレダ ミーン(バサ) ¥1990
こちらはなんと、インドのゾロアスター教徒「パールシー」の料理。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」でもフレディ・マーキュリーの両親がパールシーであることが描かれていましたね。

白身魚バサをミント、コリアンダー、そしてグリーンチリをふんだんに用いたソースに絡め、バナナの葉に包み蒸した料理で、優しい食感とは裏腹の突き抜けるような辛さが魅惑的。
フレディも子供の頃食べたのかしら?ママァー!

★スタッフドポンダース ¥1910
見た目完全に、巨大なイカ飯。
実はこれ、海鮮豊かなマンガロールの料理です。
立派すぎるイカの中にエビ、キノコ、ハーブ&スパイスで挽肉状に仕上げた詰め物。
何人かで食事するときには是非頼んでみてください。
インド料理=カレーではない楽しみが広がりますよ。
さて、「バンゲラズキッチン」といえばやはりビリヤニ。
都内トップクラスと評判のビリヤニが神保町では竹筒からのサーブでいただけます。

★バンブービリヤニ(マトン)¥2050
竹筒から押し出された瞬間ムワッと香り立つスパイスの刺激。
ほどよいムラ感もあり、フワッと爽やか、ギュギュッと濃厚が交互に楽しめます。
やはり、圧倒的な美味さだな。
デザートだって凄いんです。

★シズリングブラウニー ¥720
アッツアツの鉄板で供されるブラウニーにバニラアイス、そしてチョコレートをトロリ。
熱い、冷たい、甘い、香ばしい、がボリウッドダンスの如くかわるがわるに現れます。
駅からも近いこの場所で、他ではいただけないインド各地のハイレベルな逸品料理と独創的なお酒。
テラスに開けたゆったり空間で、接客も一流。
まさに東京インド料理の真打ちというべき名店ではないですか。
2020年もまた、お世話になります。
●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
●カレーは読み物!HOUYHNHNM(フイナム)にて『Curry Flight』連載中!
Curry Flight 第5便
カレーとハラール。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム)
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



未知の料理への興味だけでなく予想を越えたクオリティでまたたく間に名店の仲間入りをした「バンゲラズキッチン」。
船堀の「バンゲラズスパイスラボ」に続く3店舗めとしてオープンしたのがこちら。

「バンゲラズキッチン神保町」
2019年8月26日オープン。
マンガロール料理専門店としての銀座「バンゲラズキッチン」成功の後、オーナーのバンゲラさんはこう話していました。
「インドにはまだまだ日本に紹介されていない素晴らしい料理がたくさんある。新しい店舗をオープンして、マンガロールだけでない、インド各地の素晴らしい料理を紹介したい。」と。
そして2019年春にはこの神保町テラススクエアの場所と出会い契約。
ところが、自分が見込んだ腕利きのシェフにこだわるバンゲラさん、インドにいるシェフの来日を待ちオープン日を延期。
そんなタイミングで船堀への出店の話が持ち上がり、そちらが先にオープンしたため、この神保町店が順番的には3号店となったわけですが「実はこちらが本当の2号店」だったというわけなんです。

8月のオープン時には私もコラボさせていただき「神保町インディアンサマー」として大々的にオープニングイベントを開催。
なんと300人ものお客が詰めかけてくれました。
そしてオープンから早4か月。
バンゲラさんが目指した、「インド各地の知られざる料理を提供するレストラン」としての態勢はしっかり盤石のものになってきました。

こちら神保町店のテーマは「Costal Kitchen」。
開眼に面し、潮風を受けながら素敵なお酒と料理を楽しむ、そんな世界観。
テラス席がふんだんに使えるこの神保町テラススクエアならではのコンセプトです。
夏は特に気持ちいいですよ。
さて、それでは、「バンゲラズキッチン神保町」のめくるめくインド料理、そして魅惑のお酒の世界をご紹介しましょう。

★スパイスドカクテル ¥699
インディアンラムにジンジャーレモン、蜂蜜、スターアニスなどのスパイスを合わせた香りと甘み押しのカクテル。
そう、こちらのお店はスパイス酒も豊富なんです。

★インフューズドカクテル(チリ)
こちらはなんと、生のグリーンチリをあしらったカクテル。
割と、というか結構辛いです。
しかもグリーンチリを酒に投入しておくと、カプサイシンが染み出してどんどん辛く。
辛党(本当の意味での)に超オススメな一杯です。

★バナナバンズ 2個 ¥720
こちらは銀座でも人気、マンガロールのスターター。
焼きたてパンにバナナの香り、これを嫌いな人はいないはず!

★ムングダルサラダ ¥750
ザクッとした食感が魅力のサラダです。

★マトンウルワル ¥1760
カリッカリに炒めたカレーリーフ、たっぷりのカシューナッツと唐辛子、ビールの至高のおつまみ。
「バンゲラズキッチン」が銀座にオープンして以来、毎回必ず頼む私のお気に入りメニューです。
(マツコの知らない世界「ドライカレー」でもご紹介させていただきました。)
銀座店ではチキン、こちら神保町ではマトンかパニールが選択可。
ベジ気分かノンベジ気分かで選びましょう。

★キングフィッシャーストロング
定番インドビールのストロング版は味も濃口。

★マンゴービアー
インド産マンゴーがベース。
リゾート気分で楽しめます。

★ガラウディケバブ ¥920
船堀「バンゲラズスパイスラボ」で初登場、私が今年一番衝撃を受けたインド料理が神保町にも。
羊肉とは信じられないほど滑らかな食感は、まるでフォアグラかレバーパテ。
それでいて羊肉の風味はたっぷり。
とにかく食べてみてください、としか言いようがない逸品です。


インドワインの種類も豊富。
GLOVERをメインに様々な個性のワインがあるので、お店のひとに聞いてみて。

★マルワニマッチカディ(サワラ) ¥1890
グリーンマンゴの酸味が爽やかなインド西海岸マルワンのフィッシュカレー。
こちらはサワラを使用、独特の旨味が酸味の中に生きています。

★マルワニマッチカディ(バサ) ¥1890
同じく、こちらはバサを用いたバージョン。
バサはパンガシウス科に属する遊泳性ナマズの一種で、ふんわりした白身が特徴。
同じメニューで魚を変えて楽しめるのも「バンゲラズキッチン」ならでは。

★ケララパロタ ¥550
ほのかに甘いケララ州のデニッシュパン。
魚のカレーにもよく合います。

★バーリワンギ ¥1360
こちらオーナー激オススメ。
コンカニで人気の茄子カレーです。
丸茄子に染み込んだ濃厚なマサラ、刺激的なのにどこか日本の「茄子の肉詰め」を髣髴とさせ、しみじみ美味いですねー。

★タンドラチバクリ ¥550
あわせるのは同じくコンカニの米粉パン。
見た目はチャパティなのに、食べるとお餅。
そのギャップに驚きです。
茄子カレーに合わせるとさらに、新しいのに懐かしい味に。

★メティペトラ ¥1290
こちらはムンバイの家庭料理。
メティ(葉っぱのほう)をひよこ豆のトロみで煮詰めた一品。とにかくメティの香りが素晴らしく、最早メティペースト!
これは個人的にもかなりのオススメ!
茶漬け的な締めにも使えそう。

★ルマリロティ ¥520
薄く、大きく伸ばした通称ハンカチロティ。
そこそこのサイズの鉄板が必要な有難いメニューですよ。

★バレダ イレダ ミーン(バサ) ¥1990
こちらはなんと、インドのゾロアスター教徒「パールシー」の料理。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」でもフレディ・マーキュリーの両親がパールシーであることが描かれていましたね。

白身魚バサをミント、コリアンダー、そしてグリーンチリをふんだんに用いたソースに絡め、バナナの葉に包み蒸した料理で、優しい食感とは裏腹の突き抜けるような辛さが魅惑的。
フレディも子供の頃食べたのかしら?ママァー!

★スタッフドポンダース ¥1910
見た目完全に、巨大なイカ飯。
実はこれ、海鮮豊かなマンガロールの料理です。
立派すぎるイカの中にエビ、キノコ、ハーブ&スパイスで挽肉状に仕上げた詰め物。
何人かで食事するときには是非頼んでみてください。
インド料理=カレーではない楽しみが広がりますよ。
さて、「バンゲラズキッチン」といえばやはりビリヤニ。
都内トップクラスと評判のビリヤニが神保町では竹筒からのサーブでいただけます。

★バンブービリヤニ(マトン)¥2050
竹筒から押し出された瞬間ムワッと香り立つスパイスの刺激。
ほどよいムラ感もあり、フワッと爽やか、ギュギュッと濃厚が交互に楽しめます。
やはり、圧倒的な美味さだな。
デザートだって凄いんです。

★シズリングブラウニー ¥720
アッツアツの鉄板で供されるブラウニーにバニラアイス、そしてチョコレートをトロリ。
熱い、冷たい、甘い、香ばしい、がボリウッドダンスの如くかわるがわるに現れます。
駅からも近いこの場所で、他ではいただけないインド各地のハイレベルな逸品料理と独創的なお酒。
テラスに開けたゆったり空間で、接客も一流。
まさに東京インド料理の真打ちというべき名店ではないですか。
2020年もまた、お世話になります。
●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
●カレーは読み物!HOUYHNHNM(フイナム)にて『Curry Flight』連載中!
Curry Flight 第5便
カレーとハラール。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム)
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



- 関連記事
-
-
カレー好きによるカレー好きのためのスパイスカレー、そしてクラフトジュース。「HAATY's ハーティーズ」(秋葉原/浅草橋) 2020/03/27
-
マンガロールからパールシーまで、めくるめくインド各地の味をワンテーブルに。「バンゲラズキッチン神保町」(神保町) 2019/12/30
-
飯田橋のパキスタンは13時からのビリヤニを狙え。「インド・パキスタン料理スルターン 新小川町店」(飯田橋) 2019/12/20
-
コメント