南インドじゃないですよ、西インド。

「プリヤマハル東京」
2019年8月19日オープン。

この日は大人数グループの方々がいらっしゃり、個室へと案内されました。

こちらの料理は西インド、マハラシュートラ州の料理が中心。
州都はボリウッドでもお馴染み大都会ムンバイ。
東京でもムンバイ出身シェフやムンバイの名を冠した店などは多いものの、明確に西インド料理を謳った店となると西葛西「レカ」、浅草「ガヤバジ」など数えるほどしかありません。
それがこの笹塚に。面白すぎます。
メニューを見れば、庶民派食堂の「レカ」とは対照的にレストランスタイルの提供そして価格帯。
なるほど、笹塚の客層はよいかもしれません。

最近とみに盛り上がる「スパイス吞み」も推奨。
お酒とスパイス料理の組み合わせで割引きになるほか、スパイス酒も用意しています。
これは嬉しい!

★笹塚ビール ¥800
笹塚といえばこれ!の地ビール。
オリがあるタイプで、最初のほうと後のほうで味わいが変わるのも楽しいんです。

★サブダナワダ ¥800
先ほどのビールと組み合わせて1500円。
100円お得です。
こちらはタピオカ粉で作ったワダで、弾力ある食感が持ち味。
緑のソースはミントチャトニかなと思ったらグリーンチリチャトニで意外にピリ辛。
さ、ムンバイといえばパン。
こんなローカル色溢れたセットがありました。

★ミサルパブ・ターリ ¥1550
・ムンバイパンとライス
・ミサル(揚麺の入った豆カレー)
・サブダナ(タピオカ炒め物)
・サール(トマトスープ)
・アムティ(樹豆のスープカレー)
・コシンビル(ピーナツ和えサラダ)
・チキンティッカまたはサモサ
実に面白いですねぇ。

サイドメニューはチキンティッカを選択したのですが、なかなか美味しかったですよ。

中央のミサルはベビースターみたいな揚げめん入り。
これ、「レカ」でもいただけますよね。

さぁ、ムンバイパンに挟んでいただきましょう。
シンプルな味わいのムンバイパン、近所のベーカリーで焼いてもらっているらしいですよ。
他のローカルフードも、辛さというより甘みや酸味など、他の地方のインド料理とはちょっと違って面白いです。

★ベジサワー セロリ&レモン ¥700
とにかくスッキリ、とにかく爽やかな一杯。
夏に飲みたい!

★チョウメン ¥990
ネパール焼きそばとして知られるチョウメンですが、インドにもあるんです。
さて、西インドの焼きそばや如何に。
味付けは完全にインドのマサラ、ブラックペッパーが良く効いています。
細麺によく合いますね。
しかも刻みチキンティッカ入りで贅沢。
スパイシートマトスープ「サール」もついて、これはオススメです。

★アームラス ¥600
マンゴーのとろーり濃厚デザート。
マハラシュートラ州はマンゴーなどのフルーツも豊富。
まるでジャムの如き甘さで、ラッシーによく合います。

★シュリカンド
こちらはこの日たまたまあったスペシャル。
ヨーグルトにカルダモン、そしてナッツやドライフルーツを加えたデザートです。
クリーミィでリッチ、ディナーの締めに最高です。
南インド料理やベンガル料理ほどわかりやすくはないものの、インドの多様性を感じられる貴重なお店。

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