元々、カレーにハマったのが地元神戸にあったカレーと珈琲のお店でしたので。
ふと、思い立ち、7年ぶりの訪問となりましたのはこちら。

「ドンキー」(DONKEY)
70年代から営業を続ける老舗喫茶店。
7年前にふらっと入って、そのカレーの美味さにオッたまげたのですが、今いただくとどんな印象なのでしょうか。
いつしか看板の文字も一部がはげ落ち、時代の移ろいを実感してしまいます。
7年前の記事はこちら⇒『老舗喫茶の名作カレー。「ドンキー」(都立大学)』

古びた建物独特の空気漂う店内。
銅のシェードの照明も昔と変わらず。

★スタミナカレー \1100
見るからに濃厚な、そして新しいお店には決して真似できないビジュアルのカレー。
生姜焼きの如き豚肉と生卵が入っています。

いただいてみると、やはり驚く旨さ。
この7年の間に私も数千皿のカレーを食べていますが、それでも新鮮に驚ける、ここにしかない味わいです。
その秘密はスパイスをホールから挽いて作り、鍋が半分になったころに継ぎ足していくという技。
盆と正月に数日続けてお休みするときだけは鍋を空けるそうですが、それ以外は継ぎ足し継ぎ足し。
ベースの味は同じですが、そのタイミングによっても香りとコクのバランスは変わるそう。
しかしこれ、圧倒的な美味さであります。

★コーヒー \500
「世界で一番美味しいコーヒーはカレーの後のコーヒー」そのことを見事に実証してくれるこのお店。
しっかり濃いコーヒーと独特のカレー。
コーヒーのアロマに包まれて、口の中のスパイスが再び花開く幸せ。
昔からの常連さん以外の知名度は低いものの、まさに喫茶店カレーの王様。
もはや、ニッポンカレーの隠れた文化遺産と言えるでしょう。
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Curry Flight 第4便
この頃、地方のカレーがアツすぎる。 文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム)
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