千葉県の北端にあたる野田市でも特に北のほうにある人気(パキスタン人に)レストランへ訪問。

「アリ インディアンレストラン」
文化的にはパキスタンとインドは地続き。
日本においてはインド料理を名乗ったほうがレンジが広がることもあり、そうしているお店が殆どです。

何故か唐揚げ定食と唐揚げカレーがウリになっており、日本人客獲得への努力がうかがえます。

鄙びた外観とは裏腹に・・・

内装は華やか。

お座敷席もあれば、

ハラール食品ショップも併設。

メニューを見れば、ナンにタンドリーチキンに・・・ビリヤニが・・・・
意外にベーシックなインド料理がズラリ・・・・・
・・・なんてここで完結しちゃいけません。
パキスタン人向けパキスタン料理店の真価はここには非ず。
反対の壁にあるホワイトボードに目を移しましょう。

先ほどとは全く違う料理たちがアルファベット表記でズラリ。
そう、日本語表記の表メニューは、日本人に受け入れられやすいよう組まれたメニュー構成。
ホワイトボードのメニューは、(日本語を読めない方含め)パキスタン人客がこの店に求める現地式スペシャル料理。
これは他のパキスタン料理店でも同様なので、憶えておきましょう。

料理ができるまでの間、前菜サラダをいただきます。
日本人客には割り箸が提供されますよ。

★HALEEM-BEEF \1000
小麦、大麦、レンズ豆と肉をスパイスと共に、溶け合い一体化するまで何時間も煮込んで作る伝統料理「ハリーム」。
この日はビーフ仕様だったのですが・・・

まあ見てくださいこの迫力!
昔カイル・マクラクラン主演の「ブロブ/宇宙からの不明物体というSF映画がありましたが、そんな感じです。
粘度が高く独特の香りがあるシチューと一体化した牛肉。しかし解れたような食感が残っており、肉を食べている感覚もバッチリ。
また、ズシッとした見た目からは意外なほどの食べやすさ。
ラマダン(断食)明けの食事として食べられるのも頷けます。

パキスタン人がハリームに合わせるのはナン。
薄くてミシッとした食感で、日本人向けフカフカナンとは別物です。
美味しいですね。

食後にはドリンクサービス。
アイスチャイをいただきました。
夕方のアイドリングタイムなしの通し営業。
パラパラとコンスタントにパキスタン人客がやってくるのが印象的でした。
彼らにとってここはオアシスなのでしょうね。
帰り道、近くの駐車場でこんなモノを目撃。

新宿あたりでブイブイ言わせてるこのトラック、こんなところから来てるんですね。
おつかれさまです。
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