好奇心と創造性溢れる小粋なお店。


「パヴォーネ・インディアーノ」
店名はイタリア語で「インドクジャク」の意。
インドのスパイス料理にイタリア料理の技法を加えた華やかな料理を、多彩なお酒と楽しむ。
このお店にぴったりの名前です。

店内は手前がカウンター席。
奥の半個室にテーブル席があります。

黒板メニュー。
料理もお酒も魅惑的、目移りするものばかり。
全部興味あります。

★モレッティ ¥700
イタリアの超定番ビール。
いろんな先入観抜きに味わうと、青島ビールに味が似ていると思っているのですが!

★蛸とアボカドのアチャール ¥800
蛸とアボカド、そこにクラッシュしたクルミも加わり、食感の差分が楽しめるスパイシーな肴、これは良いですね。

★黒牛もも肉のタリアータ スイートマサラソース ¥1400
そしてこちらも大ヒット。

表面はしっかり、内側は肉汁たっぷり、絶妙に焼かれた肉。
そこに単なるバルサミコではなく、スパイスを交えたソース。
付け合わせには立派な春菊。
肉料理としてディナーのメインを張れる一品です。

★スーズ ¥650
フランス原産のリンドウの仲間「現地アナ」もとい「ゲンチアナ」の根から作る薬草酒。
ソーダ割りでいただきましたが、野性味溢れる「草」の癖ある苦味が最高です。

★自家製スパイスレモンサワー(ジン)Ver.1 ¥800
続いてこちら、レモンに加えクローブやスターアニスがガッツリ漬け込まれた一杯。
とろみすら感じる濃厚さで、これはリピート必至の逸品です。
と、ここでそろそろカレー。
そもそもイタリアン系のお店でカレーを出すところ自体、非常に少ないのですが、こちらはカレーも本気です。

★レモンチキンカレー ¥1000
しっかりした鶏手羽元に絡みつく、玉ねぎのとろみとレモンの酸味。
これはごはんに合いすぎな味。

★香草ラムキーマカレー ¥1000
ミント、パクチー、ライム・・・
イタリアンにはハーブがよく合います。
けれど爽やかというより濃厚さが印象的。

★チーズフォカッチャ ¥600
こちらカレーに合わせようと頼んだのですが、添え物では終わらない逸品でした。
というかヤバすぎました。
サクッと小気味良い歯ごたえのフォカッチャ生地にはそっと岩塩が。
サンドされているのはとろーりゴルゴンゾーラチーズ。
これだけでワイン一杯いただきたいほどの完成度です。

★ホットバタードラム ¥850
食後の〆はあったかーい、お酒。
インドのラム「オールドモンク」を用いています。
とろけひろがるバターとラムが、カラダを芯から温めてくれます。いろいろな意味で。
インドとイタリアの料理を融合させる、好奇心と創造性。
そこに溢れるクリエイティブセンスは、店内のそこかしこにも見てとれます。
アレを模した仮面に、狼のお札、それから・・・・・
お店を出れば、季節はもう涼しげな秋。
まだいただいていないお酒や料理のことを思いながら、満腹の想いで帰路についたのでした。
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