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西新宿で南インド料理ブームに乗じたのは、あのお店でした。「THE MEALS」(西新宿)
category - [新宿エリア]
2019/
06/
30いま南インド料理が東京で流行っています。
いや、マニアの間では10年まえから流行っているのですが、昨年あたりから一般メディアで特集されることも増えてきたわけです。
だから、こういうお店も登場するわけで。
西新宿。
たまたま見つけたデカい看板。

「THE MEALS」
え!こんなところにミールス専門店!?
いや、落ち着けよ。
メニューにはカオマンガイ、ケバブ、ダッカルビ・・・
どこの仕業だ?隠れた鍵を探せ。
あ。

「ヒマラヤカリー」
この時点で全て悟りました。
ある意味、東京で一番味が安定しているカレーチェーン。
何度も返り討ちに遭い、涙を飲み続けるカレーチェーン。
なのに名前を変えて新店を出すから、ふと足を止めてしまうカレーチェーン。
つまり、入る前から結果は明白。
なのに私の探究心は、
「こういうチェーン店さえ南インド料理に手を出す『今』を体感したい!」
「行かずして『あそこはねぇー』というのは失礼!」
そう動いてしまったのです。
「負けるとわかっていても、戦わなければいけない時がある。」
入り口で談笑する店員さんたちをすり抜け、いざ入店。

店内はなかなかいい感じ。
テーマパーク内のレストランのよう。
お酒も各種揃っていて、夜の居酒屋使いが楽しそう。
ネパール系のお店の良いところですね。
さてオーダーは、と。

カオマンガイ、ケバブ、ダッカルビは置いといて、店名にもなっているミールスを頼みましょう。
メニュー写真はなかなか本格的ですよ。(伏線)

食前にはクリアで飲みやすいラッシーウォーターと、くたっと寝かせたソフトなサラダ。
ヒマラヤカリーの血脈を感じますね。

★ビリヤニミールスセット ¥1050
・カレー3種
・ビリヤニライス
・バトゥラ
・サラダ
・アチャール
伏線回収、さすがはヒマラヤカリー。
上のメニュー写真とのギャップを見ていただければヒマラヤカリー不動のブランディングがよく分かります。

バスマティライスをパラパラになるまで炒めたビリヤニライス。
ビリヤニではなくビリヤニライスと謳うあたり、ビリヤニでない自覚はあるのかもしれません。
バトゥラはナンをプックリするまで揚げたパン。
こちらのバトゥラはシットリはんぺんのようで独自性があります。
3種のカレーは
・ベジタブルカレー
・チキンムグライカレー
・マトンポテトカレー
ムグライというのは北インドを征服していたムガール帝国風という意味。
ミールスはムガール帝国の影響が少ない南インドの地域食ですから、ムグライのミールスというのはなかなかに高いテーマ性を感じます。
さらにベジタブルカレーもベースはムグライと同じ。
ムガールに支配され地域性が奪われていったインド史のメタファーとなっています。
マトンポテトカレーは完全にネパールのアルタルカリ。
料理自体に南インド色は皆無ですが、記号として敷いたバナナリーフもカットが小さすぎてまるで寿司のバランであります。
まあ、流石の「ヒマラヤカリー」。
最初からわかっていた負け戦でありますが、このようなチェーンが、このようなカタチで南インド料理を表現しようとしていること自体が、南インド料理ブームの現在を表しているのでしょう。
勉強になりました。
普通に飲み屋として使えば悪くないお店と思いますよ。
●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
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いや、マニアの間では10年まえから流行っているのですが、昨年あたりから一般メディアで特集されることも増えてきたわけです。
だから、こういうお店も登場するわけで。
西新宿。
たまたま見つけたデカい看板。

「THE MEALS」
え!こんなところにミールス専門店!?
いや、落ち着けよ。
メニューにはカオマンガイ、ケバブ、ダッカルビ・・・
どこの仕業だ?隠れた鍵を探せ。
あ。

「ヒマラヤカリー」
この時点で全て悟りました。
ある意味、東京で一番味が安定しているカレーチェーン。
何度も返り討ちに遭い、涙を飲み続けるカレーチェーン。
なのに名前を変えて新店を出すから、ふと足を止めてしまうカレーチェーン。
つまり、入る前から結果は明白。
なのに私の探究心は、
「こういうチェーン店さえ南インド料理に手を出す『今』を体感したい!」
「行かずして『あそこはねぇー』というのは失礼!」
そう動いてしまったのです。
「負けるとわかっていても、戦わなければいけない時がある。」
入り口で談笑する店員さんたちをすり抜け、いざ入店。

店内はなかなかいい感じ。
テーマパーク内のレストランのよう。
お酒も各種揃っていて、夜の居酒屋使いが楽しそう。
ネパール系のお店の良いところですね。
さてオーダーは、と。

カオマンガイ、ケバブ、ダッカルビは置いといて、店名にもなっているミールスを頼みましょう。
メニュー写真はなかなか本格的ですよ。(伏線)

食前にはクリアで飲みやすいラッシーウォーターと、くたっと寝かせたソフトなサラダ。
ヒマラヤカリーの血脈を感じますね。

★ビリヤニミールスセット ¥1050
・カレー3種
・ビリヤニライス
・バトゥラ
・サラダ
・アチャール
伏線回収、さすがはヒマラヤカリー。
上のメニュー写真とのギャップを見ていただければヒマラヤカリー不動のブランディングがよく分かります。

バスマティライスをパラパラになるまで炒めたビリヤニライス。
ビリヤニではなくビリヤニライスと謳うあたり、ビリヤニでない自覚はあるのかもしれません。
バトゥラはナンをプックリするまで揚げたパン。
こちらのバトゥラはシットリはんぺんのようで独自性があります。
3種のカレーは
・ベジタブルカレー
・チキンムグライカレー
・マトンポテトカレー
ムグライというのは北インドを征服していたムガール帝国風という意味。
ミールスはムガール帝国の影響が少ない南インドの地域食ですから、ムグライのミールスというのはなかなかに高いテーマ性を感じます。
さらにベジタブルカレーもベースはムグライと同じ。
ムガールに支配され地域性が奪われていったインド史のメタファーとなっています。
マトンポテトカレーは完全にネパールのアルタルカリ。
料理自体に南インド色は皆無ですが、記号として敷いたバナナリーフもカットが小さすぎてまるで寿司のバランであります。
まあ、流石の「ヒマラヤカリー」。
最初からわかっていた負け戦でありますが、このようなチェーンが、このようなカタチで南インド料理を表現しようとしていること自体が、南インド料理ブームの現在を表しているのでしょう。
勉強になりました。
普通に飲み屋として使えば悪くないお店と思いますよ。
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