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アイスポットアルジーター
category - コイ&ドジョウ
2010/
01/
24
アイスポットアルジーター
学名:Crossocheilus reticulatus
英名:Silver Flying Fox
別名:フライングフォックスアルジーター、シルバーフライングフォックス
最大長:17cm
原産地:カンボジア、トンレサップ湖
珍種です。
図鑑やネットを調べても日本語で得られる情報はほぼゼロ。
しかし全くの新着かといえばそうでも無いようで、
かの東熱帯魚研究所に過去「フライングフォックスアルジーター」という名で
入荷した魚と同種のようです。

海外サイトで調べたところ、
分類的にはサイアミーズフライングフォックスと同属。
最大17cmほどになる中型種で、
寿命は5年から10年だということが判明。
東南アジアのコイ科魚類には、
まだまだ日本に紹介されていない魅力的な種類がたくさんいるのですが、
いかんせん「鯉」という魚が日本人にとってポピュラー過ぎるためか、
南米のカラシンやシクリッドに比べて軽視されているようですね。
南米やアフリカと比べ輸送費がかからない分、
安価なのも軽視される原因かも知れません。
さて、このアイスポットアルジーター、
直訳すれば「目ん玉模様のコケ喰い魚」。

その名の通り、尾柄部に眼状班を持っています。
実際コケ取り(厳密には藻類取り)能力は相当なもので、
本家アルジーターを上回るばかりか、
サイアミーズフライングフォックスや
ワーズベストアルジーターなどよりも上。
もちろんオトシンクルスなど比較になりません。


レレレのおじさんばりに、常に掃除をしています。
時折水の流れに遡るような行動をします。

現地では流れのある場所に生息しているのでしょうか?
こういった行動の魚は大抵、高水温に弱いので注意が必要です。
と思ったら、やはりfishbaseでも20℃~24℃が適温と記載されていました。
通常の熱帯魚飼育の基本が26℃ですから若干の低温志向ですね。
性格は非常に温和。
・・・と思っていたのですが、若干の注意が必要。
というのは前述の通り、お掃除に非常に熱心なので、
動きの遅い魚の体表や、
破れたヒレなどをセッセとセッセと舐めてしまうのです。
執拗に追いかけるというわけではないのですが、
温和な魚にはストレスになるかもしれません。
事実、ウチの水槽ではロックドラスがストレスで落ちました・・・

混泳するなら活発な魚が良さそうですね。
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コメント
2. Re:無題
お、ついに行きますか!?
目的用途、趣味志向に合わせて相談に乗りますよ。
まずは種類が豊富で水槽レイアウトがそこそこきちんとしている熱帯魚店で、
どんな種類をどんな水槽で飼育するかをイメージしながら見てまわることをお勧めします。
「石と泉」「パウパウ銀座店」「ViViD」
あたりに立ち寄ってみてみるといいでしょう。
あと、小型魚&水草に絞るなら「アクアフォレスト」もいいです。
2010-01-24 05:18 ropefish URL 編集
1. 無題
ぜひご口授を…
2010-01-24 04:48 聖流 URL 編集