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2018/10/27

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岐阜駅前。エリック魂を受け継ぐ理想のスパイスバル。「三日月バル」(岐阜)

category - カレー&スパイス・岐阜県
2018/ 10/ 27
                 
岐阜。
「カレーの文化屋食堂」ともう一つ、行かねばならない、いやぜひ行きたいお店がありました。

それがこちら。


「三日月バル」

思っていたよりもずっと駅至近。
思っていたよりもずっとお洒落で入りやすいお店でした。


実はこちら、円相(enso)から独立したミカさんによるお店。(店名はなるほど、ですね。)

ensoといえば岐阜に本拠を構える会社。
もともと和食メインだったのが、今や東京・名古屋に展開する「エリックサウス」の母体として知られています。

ミカさんはensoインド料理事業のはしりともいえる「エリックカレー」に立ち上げ時から参加。
enso専務であり、今や日本インド料理界最重要人物のひとりである稲田俊輔さんのスピリットをがっつり受け継いだ方であります。


いわゆるカレー屋、いわゆるインド料理屋のイメージとは全く違う、この雰囲気。
素敵な飲み処が、たまたまスパイス料理を提供していると思われるのも良いですね。


★スパイシーモスコミュール ¥600

けれどお酒だってしっかりスパイシー。


★インドのチキンピクルス ¥390

エリックサウスでもよく頼む大好物。
あえて「インドの」と付けているのは、ここがインド料理店でなく飲み屋だからですね。
お酒が進む爽やかな酸味、そしてこのお値段、頼まない理由が見当たりません。


★三日月ハイボール ¥600

アイリッシュウイスキーにレモンとオレンジを加えたハイボール。
さらに砂糖漬けのオレンジが中に入っている素晴らしい仕立て。


★3種のカレーとライス ¥1150

南インド料理店、そして「エリックサウス」で言うところのミールスですが、
とっても頼みやすいメニュー名にブレイクダウンされています。

しかしミールスとしてもかなり豪華。
ビンダルーにサンバル、ナスのカレーだけでなく、副菜やチャトニの品数も豊富。
さらにワダやウプマまでついておりのですから、どれだけ岐阜市民は恵まれているんでしょうか。

そして味の方向性はまさしく「エリックサウス」。
信頼の美味さなのですが、複数人でオペレーションを共有する「エリックサウス」(それはそれで凄い)より、
シェフ個人の料理としてのディテール感がありこれが実に興味深いのです。

レシピは共通でも、料理は作る人そのものなのですね。


★プラススパイスのチャイラム ¥600

ミールスの〆にふさわしい、マサラチャイとしてもお酒としても十二分な一杯。

興味深かったのが、ミールスを食べていたインド人の若いビジネスマン。
彼、北インド出身でミールスは普段食べないにも関わらず、このバルで開眼。
この日でもう三回目のリピートとのこと。

インド料理から入っても、飲み屋から入っても楽しめる、実に理想的なスパイスバル。
その立ち位置自体、イナダスピリットを継承している証と言えるのではないでしょうか。

名古屋から電車で20分と、意外に便利な岐阜の街。
しかも駅から至近のこの店ですから、名古屋のカレー好き酒好きはたまったもんじゃないですね。
羨ましいことです。

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