しかし最近の研究でオウムは、ただ音を真似るだけでなく、
言葉を意味と結びつけ学習する能力があることがわかってきました。
有名な例ではアレックスと名づけられたヨウム(オウムの仲間)は、
「赤い四角はいくつありますか?」という問いに対し、80%の確率で正しい答えを返してきたといいます。
また別のN'kisiというヨウムは1,000語近い語彙をもち、
正しい文脈で使うだけでなく、正しい時制で作文できる能力を持っていることを示したそうです。
実際、インコの体に対する頭脳の大きさはチンパンジーなどの霊長類に匹敵するそうで、
カラスと並んでもっとも知能が高い鳥とされています。
正確な発音が出来る分、人間との対話能力はチンパンジーのそれを上回っているともいえますね。
さて、そんなオウムですが、
「音楽」という、「意味」や「論理」というよりもっと「感情」や「気分」に近い音声表現でさえも
的確に理解できるのではないか。
そうとしか思えない動画を発見したのでご覧ください。
ちょっと凄いです。
レイ・チャールズの音楽に乗って体を動かすオウム。
その的確なダンスぶりは、音楽的な素養がないと無理なレベルですね。
このオウムはBare-eyed Cockatoo。和名アカビタイムジオウムという種類のようです。

アカビタイムジオウム
(赤額無地鸚鵡)
学名:Cacatua sanguinea
英名:Little Corella,Bare-eyed Cockatoo,Blood-stained Cockatoo
Short-billed Corella,Little Cockatoo,Blue-eyed Cockatoo
全長:30cm
原産地:オーストラリア南西部、ニューギニア
白い体で、くちばしと目の間がほんのり赤みを帯び、目の周りが青いのが特徴のオウム。
野生下では群れで暮らしており、
フレンドリーで人間に対しても積極的にコミュニケーションをとってきます。
寿命は30~40年。
こんな鳥になら、悩み事を相談したりも出来るかもしれませんね。
人気ブログランキング参加中。
いつもクリックありがとうございます。
クリックはこちら

- 関連記事
-
- ケープペンギン繁殖地へ潜入してみた。「Boulders Penguin Colony」~南ア特集12 (2013/05/05)
- 天才オウム、レイ・チャールズのリズムにノリノリ。 (2009/11/13)
- 「パッサー・モンタヌス」 スズメの世界 2 (2009/10/10)