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“珍魚”オスフロネームス・セプテンファスキアータス
category - アナバンデッド
2009/
11/
15久しぶりにアクセス解析の検索ワードを確認したら・・・
一位はなんと
『アフリカンマッドフィッシュ』!!
みなさんマニアックですねー。
というか、やはりマニア情報にもニーズがあるわけですね。
最近ちょっとマニアック度が下がってきたことを反省し、
久々にマニアックな魚のご紹介。
・・・実にマニアックですよ。
どれくらいかというと、その魚の名前でググっても、うちのブログが真っ先に出てくるくらい(笑)
(まだ記事書いてないのに・・・)だれも相手にしないマニアックさ。
それでは記事を始めます。
最大100cmにもなる世界最大のアナバンデッド、オスフロネームス・グーラミィ(Osphronames)。
各ヒレが真っ赤に染まる美種レッドフィンオスフロ。
そして大きくなると全身に血のように赤が滲み、牙が生えてくるという怪魚オスフロネームス・エクソドン。
三種とも負けず劣らずの強烈な個性を発揮する魚たちですが、
実はオスフロネームス属にはもう一種、
あまり知られていない魚がいます。
それが「第4のオスフロ」とも呼ばれるこの魚。

オスフロネームス・セプテンファスキアータス
学名:Osphronemus septemfasciatus
別名:セブンバンドオスフロ、オスフロネームス・セプテンファスキアートゥス
最大長:50cm
原産地:ボルネオ島、カリマンタン島
恐ろしくマイナーな魚。
ピーシーズの2700種図鑑にももちろん載っていません。
日本語の情報は皆無。
Googleで検索してもこのブログに戻ってくるのがオチです。
「セプテンファスキアータス」とは「七つの縞」という意味。
その名の通り、体側に凡そ七本の縞が入るのが特徴とされています。
(しかし、他のオスフロにも幼魚時は縞模様が入るため注意が必要)。

確かに他のオスフロと比べても縞がはっきりしています。
マーブルグーラミィとか、ディスティコドゥスみたいな感じ。
オスフロ4種の中では最も体高が高く寸詰まりな体型。

顔は小さく、口は細く(少ししゃくれるように)尖っています。
顔つきで言えば、
顔が大きめで目と口が大きいオスフロネームス・グーラミィ、
比較的丸顔のレッドフィン、
小顔で上品な顔立ち(幼魚時だけですが)のエクソドン、
そして小顔で口が細長いセプテンファスキアータスといった感じでしょうか。
成熟したセプテンファスキアータスの雄はヒレがオレンジに染まるとも言われています。
期待が持てますね。

現地では他のオスフロとあまり区別されることなく、
食用として市場に並んでいたりするそうですが、
アクアリウム界ではほとんど流通していません。
だってそりゃそうでしょう。
見た目が地味な上に名前が長い。
これではそもそも名前すら覚えてもらえないでしょう。
しかも幼魚が500円で流通する普通のオスフロとどう違うの?
と聞かれて簡単に説明できない。
今回の記事くらい細かく書かないとわかってもらえないんですから。
…でもね。
だからいいんです。
未開拓の魅力を発見する余地がたくさんあるわけですから。
マニアックな生き物の名前を検索してこのブログにたどり着いた方なら、共感してくれますよね。
★牙の生えるオスフロ、オスフロネームス・エクソドンの記事はこちら。
⇒オスフロネームス・エクソドン
⇒オスフロネームス・エクソドン その2
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というか、やはりマニア情報にもニーズがあるわけですね。
最近ちょっとマニアック度が下がってきたことを反省し、
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どれくらいかというと、その魚の名前でググっても、うちのブログが真っ先に出てくるくらい(笑)
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各ヒレが真っ赤に染まる美種レッドフィンオスフロ。
そして大きくなると全身に血のように赤が滲み、牙が生えてくるという怪魚オスフロネームス・エクソドン。
三種とも負けず劣らずの強烈な個性を発揮する魚たちですが、
実はオスフロネームス属にはもう一種、
あまり知られていない魚がいます。
それが「第4のオスフロ」とも呼ばれるこの魚。

オスフロネームス・セプテンファスキアータス
学名:Osphronemus septemfasciatus
別名:セブンバンドオスフロ、オスフロネームス・セプテンファスキアートゥス
最大長:50cm
原産地:ボルネオ島、カリマンタン島
恐ろしくマイナーな魚。
ピーシーズの2700種図鑑にももちろん載っていません。
日本語の情報は皆無。
Googleで検索してもこのブログに戻ってくるのがオチです。
「セプテンファスキアータス」とは「七つの縞」という意味。
その名の通り、体側に凡そ七本の縞が入るのが特徴とされています。
(しかし、他のオスフロにも幼魚時は縞模様が入るため注意が必要)。

確かに他のオスフロと比べても縞がはっきりしています。
マーブルグーラミィとか、ディスティコドゥスみたいな感じ。
オスフロ4種の中では最も体高が高く寸詰まりな体型。

顔は小さく、口は細く(少ししゃくれるように)尖っています。
顔つきで言えば、
顔が大きめで目と口が大きいオスフロネームス・グーラミィ、
比較的丸顔のレッドフィン、
小顔で上品な顔立ち(幼魚時だけですが)のエクソドン、
そして小顔で口が細長いセプテンファスキアータスといった感じでしょうか。
成熟したセプテンファスキアータスの雄はヒレがオレンジに染まるとも言われています。
期待が持てますね。

現地では他のオスフロとあまり区別されることなく、
食用として市場に並んでいたりするそうですが、
アクアリウム界ではほとんど流通していません。
だってそりゃそうでしょう。
見た目が地味な上に名前が長い。
これではそもそも名前すら覚えてもらえないでしょう。
しかも幼魚が500円で流通する普通のオスフロとどう違うの?
と聞かれて簡単に説明できない。
今回の記事くらい細かく書かないとわかってもらえないんですから。
…でもね。
だからいいんです。
未開拓の魅力を発見する余地がたくさんあるわけですから。
マニアックな生き物の名前を検索してこのブログにたどり着いた方なら、共感してくれますよね。

★牙の生えるオスフロ、オスフロネームス・エクソドンの記事はこちら。
⇒オスフロネームス・エクソドン
⇒オスフロネームス・エクソドン その2
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コメント
6. 無題
まさにそう思います。
例えばうちのブログの場合だと、
Googleで「カレー」と検索しても引っかかってはきませんが、
「アフリカンマッドフィッシュ」とか「オスフロネームス・セプテンファスキアートゥス」とかで検索するとトップで出てくる訳です。
これがどういう事かというと、そのブログ記事が、
日本中の人々がアフリカンマッドフィッシュというものについて知る第一情報になる可能性が高いということ。
これは大変な責任です。
情報精度にも留意です。
それではマニアなカタバミ情報、高速道路情報、都市河川情報、お待ちしております(笑)。
2009-11-19 14:53 ropefish URL 編集
5. 無題
お久しぶりです。
この魚種なら、とコメント期待していました。
前は「セプテンファスキアートゥスって言っても見た目普通のオスフロと変わらないんじゃないの?」
とか思っていたのですが、飼ってみると全然違います!
特に縞がよく出た状態はまるでアブラミテス。
今まではネットで情報を探しても縞があまり出ていない成魚の写真がなく、この魚独自の綺麗さが知られていなかったと思うのです。
今回の記事の写真はよく縞が出ていると思います。
魅力が伝わるといいのですが…
アルビノオスフロの件、よくわかります。
頭のいい魚は時折水槽のガラス越しに何か訴えかけてきますよね。
2009-11-19 13:01 ropefish URL 編集
4. 無題
この魚がマニアックとわかるだけで充分マニアックです(笑)。
気は強いですね。
しかし知能が高いのでいじめる相手といじめない相手を識別しています。
バランス混泳が大事ですね。
2009-11-19 12:49 ropefish URL 編集
3. マニアック
ブログの社会的役割の一つかもしれません。
マニアックなこともとことん掘り下げなければならないのですね~
私も頑張ります!
でも、私の趣味はマニアック過ぎるかも。
・高速道路の構造
・都市河川
・カタバミ
・・・一つもスープカレーに関係ないですね(笑)
2009-11-16 11:53 出張スープカレー職人メラ URL 編集
2. ご無沙汰いたしました。
いつも拝見してますが、コメントは久々になってしまいました。
おぉ!セプテンファスキアータス!!
普通のチビオスフロより、やはり縞々がクッキリしてて、子顔感ありますねー。
大きくなるのが楽しみですね。
以前書いたと思うのですが、原種フェチの私がいつもいくショップで目が合い、運命を感じて連れ帰ったゴールデンオスフロも元気です。
オスフロって気性が激しくて混泳困難ですが、めちゃくちゃヒトに馴れてくれますよね。
なんだか座敷犬飼ってるような・・・(笑)
2009-11-15 12:09 松風 URL 編集
1. おはようございます(^-^)ノ
オスフロ大好きです。
(*^_^*)
名前だけはどこかで聞いたことあります。
以前の職場で40cmのショートボディオスフロを入荷したことがありましたが、倍くらいある過背金龍を追い回してました
(*´Д`)=з
なんか、型に収まらない感じが好きです。ナイフとかモルミルスとか。
2009-11-15 09:17 ネタロウ URL 編集