しかし「岩ジャウー」の名を冠するこのジャウーペドラ(ペドラ=岩)は本家ジャウーとは似ても似つかないほどおとなしい中型ナマズです。

ジャウーペドラ
学名:Zungaro zungaro (Pseudopimelodus bufonius)
最大長:20~30cm
原産地:アマゾン水系、ベネズエラ、コロンビア、仏領ギアナ、スリナム、ガイアナ
現地では流れのある川の岩場に棲んでいるらしく、
水槽内でもほとんどの時間、岩や流木の陰に隠れてじっとしています。

基本、そのまま動きません。
生息環境を考えるとエアレーションは不可欠と思われます。

オレンジに黒のバンド柄がなかなか綺麗。
顔のアップ。

一見巨大に見えますが、単に眼が異常に小さいだけ(笑)。

眼の直径は1~2mmほど。
おとなしく、他魚にも無関心なので、混泳は容易。
ただしノンビリしている分、苛められたり、
餌が回らなかったりするのには充分注意です。
大人しいとはいえ口が大きいため、
小さい魚(特に低層を泳ぐもの)との混泳は避けるのが無難ですね。

広域分布種で地域変異が多く、顔が扁平なものや、体型が寸詰まりのもの、オレンジが強いものや黒っぽいものなどいろいろ。

うちのは標準的な個体といえるでしょうか。

時には流れの強いところにいることも。生息環境を彷彿とさせますね。

ここで一つ疑問。
分類的にも産地的にも全く異なるナマズでこのジャウーペドラと全く同じ模様をしているものが何種かいる(南米ドワーフバンブルビーやアジアのレイオカシスなど)のですが…
これが収斂進化だとすると、
この派手な模様にはどのような必然性が秘められているんでしょう??
魚の世界にはまだまだ謎が多いようです。
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