僕がみた希望
青藍それはふれあいの心
幸せの青い皿。
高田馬場「バル014 馬場ワイン食堂」にてランチ間借り営業でスパイスカレー定食を提供していた梶田さんが2017年11月、ついに実店舗店オープン。

「スパイスカレー青藍」
「せいらん」と読みます。
青い藍染、いわばインディゴ。
大阪スパイスカレーの東京進出と並行して、東京独自のスパイスカレーが次々現れてきていますが、こちらはその真打ちといえそうです。
オーダーは食券制。
チキンカレー、ポークジンジャーキーマ、そしてそのあいがけ二種盛。
さらに「定食」を選ぶとワンプレートに日替わりのおかずが色々ついてきます。

ええ。定食を選ばない理由がありますでしょうか。

★二種盛定食 ¥1100
藍色の皿に盛られた、見目麗しきカレー。
オーダーを受けてから炒めたホールスパイス達の咽るほどの香りも魅惑的。

特筆すべきはまずその食感。
シャバシャバなはずのチキンカレーのザクザクとした食感。
コリアンダーシードにカルダモンの抜けるような爽やかさ、ブラックペッパーの香味に加え、
花椒のビリビリ感がとにかく凄い!!
東京のみならず、オーバースパイスが持ち味の大阪スパイスカレーでさえ、ここまでのザクザク感はそうそうありません。
これはもう、飲むホールスパイスとでも。
しかもただスパイスが効いているだけでなく、昆布や鰹、鶏ガラなどの旨味もかなり強く感じられ、
まさに東西スパイスカレーのエッセンスを詰め込んだ集大成とでもいうべき仕上がりです。
対するキーマは生姜がしっかり効いた甘辛仕様。
これを崩し混ぜながらいただく妙味、どこか「吉田カレー」や「魯珈」にも通ずるものがありますね。
この日の定食おかずは、
・アンチョビキャベツ黒胡椒
・柚子白菜切り昆布
・キャロット胡桃ラペ
・パクチー
和洋様々な食材を織り交ぜた趣向が愉しすぎます。
花椒や生姜、ブラックペッパーなど、好きなスパイスがかなり強く主張していることもあり、個人的にかなり好みの一皿でありました。
激しく、繊細で、美しい、東京スパイスカレーの新星。
みるみるうちに大人気店となっていくことでしょう。
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