その流れで教えていただいたのが、こちら新宿にあるグリル&中華ダイニングバー。

「Hanaya」(ハナヤ)
両親と娘さんの三人で家族経営するアットホームなお店です。
お父さんが中華シェフ歴30年ということで本格中華のエッセンスがチラホラ。
ちょっと面白いことになっています。

★エル グリル(白) ¥600
この名前・・・グリル料理店にかけているのでしょうか?
いやいや、エルグリルはアルゼンチンのワイン。
清楚な美少女のような香りです。
さて、LEEさんにオススメいただいた理由はこちら。

★角煮カレー(上海加哩飯) ¥850
そう、上海式角煮カレーがいただけるってわけなんです。
早速いただいてみましょう。

ネギは玉ネギではなく長ネギ。
日本最古のカレーライスもそうでした。
角煮はほぐれ良く、舌の上でとろけるかの如き。
さらにシャキシャキするほどの刻み生姜。
本格中華でありながら本格カレーでもある魅惑の一皿。
珍しいだけでなく、かなり満足度の高いカレーとなっています。
・・・けれどさらに!
話の流れ上、こちらもスルーする訳にはいきませんよね。

★四川風麻婆豆腐 ¥800
・激辛 +¥200
たっぷりの花椒、たっぷりの唐辛子に加え、たっぷりの豆鼓(豆豉/トウチー)、これは嬉しいです。

非常にシャープな麻辣に発酵の旨みがたまらない、これは極上の麻婆豆腐ですね!

・・・そしてさらに!さらに!
この麻婆豆腐と上海式角煮カレーの組み合わせ、ちょっとびっくりするようなことがあったんです。
麻婆豆腐を食べ進むにつれ、カレー本体を強く支配してくるサンラータンのような酸味。これはどういうことだ?
念のため聞いたのですが、カレーにお酢など特に用いていないらしく、酸味があるとしたらトマトくらいとのこと。
なるほど・・・これはつまり、麻婆豆腐の強い麻と辣によってカレーの味の一部がデリートされ、代わりに隠された酸味が現れたということでしょうか。
しかもこの酸味によって角煮の脂っこさを全く感じないんですね。
麻と辣と酸味、あいがけの新しい可能性を感じます。
実は以前から、麻が効いた麻婆豆腐を食べたあとに冷たい水を飲むと、水がカレー味になる現象が気になっていたのですが、同様にそれぞれの味が補色のような効果を生んでいるのではないでしょうか。
黒地に描かれた絵を眺めた後に白い紙を見ると、ネガポジ反転した絵の残像が見えるのにも似ているかも。
やはり中華とカレーの関係は面白い。
2018年のトレンドとなること間違いなしですよ。
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