
「飢えた目 ハングリーアイ」
往年の角川映画感漂うハードボイルドな店名、実は怪我の功名。
「HUNGRY EYE」って名前はネパールでは比較的ポピュラーな店名でありながら、
Google翻訳かけたらこうなっちゃったみたい。
「ちょっと意味が変わってしまいました」とは店主グルンさん談。
けれど、結果オーライ、キャッチーでカッコいい名前になってますよね。
そう、このお店の看板も、そこに書かれているキャライラストも、全てグルンさん自身によるもの。

エスニックエスニックしていない、ロックバー感覚のアートワークも皆手作りです。

ウイスキーのラベルをイメージしたメッセージボードに・・・・

壁一面の絵、これ全部グルンさんが描いてるなんてすごすぎる!!
しかもこの絵は定期的に描き替えたりもするみたいで、とにかくクラフトが好きなんですね。
もちろんメニューも料理も手作り。
次から次へと新メニューを繰り出してくれるので、目が離せないんです。

★チキンチョイラ ¥500
ネパールの定番おつまみ。
言ってみればグリルチキンマリネ、かな。
時折現れるザクッとしたフェヌグリークの苦味が癖になります。

★ガンドゥルク・バトマス・サデコ ¥400
これまた定番の大豆マリネ、バトマスサデコに、ネパールの干し野菜グンドゥルックをミックスした一皿。
食感のコントラスト、滲み出る独特の旨み、これは堪らんなぁ。
そしてメインディッシュ。
これがまた、たまげるほどの豪華さ。

★ハングリーアイ・スペシャル ¥1390
・マトンorチキン
・タルカリ
・ダルカレー
・グリルチキン
・サグ
・バトマスサデコ
・ピクルス
・チャットニ
・本日のデザート
ちょっともう、こんなに手をかけて良いんですか?と心配になる充実の内容。
アットホームな暖かみがありつつも、味のキレはしっかりシャープ。
神です。
そして、この日登場した期間限定メニューがこちら。

★ネパールチャタモリセット ¥1450
・チャタモリ
・マトンセクワ
・アルチキン
・ラジマダル
・チプリベンリィ
・オクラのスパイス炒め
・ゴルケアチャール
・ミックス野菜のアチャール
・ムラコアチャール
・サラダ
・ライス
・生ビール
いやいやこちらもヤバい内容ですよ。

チャタモリはいわばネパールのお好み焼き。
チヂミにも近いかな。
けれどベースは米粉なんです。
そしてこれ以上何を望めばいい?ってな充実の内容。
これを一皿ずつ作る手間を想像したら・・・
ありがとうしか出てきませんね。

食後にはラッシーのサービス。
満足極まりない。
「飢えた目 ハングリーアイ」のオープンは2016年11月。
当初はポピュラーなインド・ネパール店だったのが、2017年中盤から路線変更。
今のような本格ネパール料理店へと生まれ変わりました。
入り口ドアに貼られたこのイラスト、よく見れば驚きと感激が押し寄せてきます。

わかりますか?
輪郭はネパールの国土、そして描かれたメッセージ「終わることなき平和と愛」。
さらに、その単語の頭文字を順に読めば・・・!!
これほどまでに想いを詰め込んだお店、なかなかありません。

日本という国の、東京という街にこのお店を開いてくれてありがとう。
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