これほど独特なお店もそうそうないのでは?


「とびうおキッチン」
なんとここ、平戸のあご酒を飲みながら、スリランカ料理が楽しめる居酒屋。
実はこの突飛なコンセプトには訳があって、もともと平戸の方が「とびうおキッチン」という居酒屋を開き、
ランチ間借り的にスリランカ料理を出そうとしていたところ、元々の平戸の方がお店に参加できなくなったんだそう。
それでも店名が「とびうおキッチン」なだけに、昼スリランカ料理、夜はあご酒を軸にした居酒屋という業態で開業したものの、
手が追いつかずランチ営業を終了し、夜にまとめたその結果、「あご酒&スリランカ料理」という前代未聞のお店が誕生したってわけ。

偶然とはいえ、スリランカ料理といえば米主体で、魚の出汁を用いるのが特徴。
日本酒、そしてあご酒に合わないわけがないですよね。


もちろんスリランカカレー以外の居酒屋メニューも充実。
居酒屋とも呼べるしスパイスバルとも呼べる内容ですよ。


★あご酒 ¥650
こちらがお店のアイコンであるあご酒。
フグの鰭酒をさらに旨味強目にシフトした感じでかなーりインパクトがあります。

ちなみにベースにしていただいたのはこちら「山香」、450円で継ぎ酒可能。
この日は2回継ぎ足ししたのですが、薄さは最後まで感じず。
しかも最後柔らかくなったトビウオを丸ごといただきました。
お酒が沁みまくった酒のアテ、最高。

★ほやの燻製 ¥450
旨味たっぷりの酒に旨味のカタマリのようなアテ。
スルメとは違った、堅いのにニュルッとした食感がたまらんです。

★スリランカカレー ノンベジプレート ¥950
・ポークカレー
・レンズ豆のココナッツミルクカレー
・玉ねぎのアチャール
・青菜サンボル
・バスマティライス
おぉぅ、本格的なワンプレート盛り!

特定のスパイスが尖りすぎず、香りと旨みのバランスが良い、素朴なスリランカ家庭風味。
うつわの感じも含め、どこか先日閉店した「すらさ」を彷彿とさせる方向性ですね。
ええ感じにほぐれたパリップ(レンズ豆のカレー)の美味さもさることながら、
この日気に入ったのは酸味たっぷり、肉感たっぷりのポークカレー。
「イスト」と呼ばれるスリランカの酸味あるカレーを彷彿とさせる出来でした。
そして・・・やはりスリランカのカレーは平戸のあご酒とよく合いますな!!
素晴らしい発見です。
店主の小口さんは一見穏やかな雰囲気。
けれど店内をよく見れば、かなりエッジィなイベントを店内で行っている様子。
少しお話しましたが、ちょっといろいろ面白そうです。
何か、この店でいろいろやってみたいですね。
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