
そのレストラン街になんと、南インドミールスを提供する店が入ったんです。
東京では南インド料理もだいぶ市民権を勝ち得てきたようですね。

お店の場所は銀座6丁目、銀座シックスの6階。
666です。

「tamarind タマリンド」
南北インド料理のお店。
経営は神保町インド料理「マンダラ」やタイ料理「メナムのほとり」、シンガポール料理「マカン」などを展開する西インド会社です。

細長い三角形の店内。
構造上、席間が詰まっており、若干の窮屈感があります。
メニューを開けばまあ、あるわあるわ。
北のタンドリー料理から南インドのミールス、ドーサなどのティファンに若干のインディアンチャイニーズまで。

ビリヤニだって南北2タイプ。
しかも南はカッチビリヤニをご用意だそうっすよ。
気合い入ってるなぁ。

★タイガービール ¥680
なぜインド料理店でシンガポールビール?
答えは簡単、系列にシンガポール料理店があるから。
同じ理由でシンハービールも置いていました。
付け合わせは三角帽型パパド。
お洒落ですね。

★タマリンドミールス(Non-Veg) ¥2200
・チキンカレー
・マトンカレー
・海老カレー
・サンバル
・ラッサム
・バスマティーライス
・プーリー
・イドゥリ
・ワダ
・ピクルス
いろいろ迷いましたかやっぱりミールスをオーダー。
いわゆるターリー皿ではなく、陶器の皿に三日月型のトレイをドッキングさせた独特なスタイルです。
そして、変態レベルのマニアならお気付きでしょう。
こちらの陶器皿、神保町「マンダラ」と同じものですね。

かなりインスタ映えするビジュアルが素敵。

けど、食べてみてちょっと「?」が。
どのカレーも料理も、香りが全然ないんですね。
作り置き感に加えてインスタント感が強いというか。
銀座の中心で、コンスタントに客が来て、決して広くない厨房で南北インドの幅広い料理ラインナップを提供せねばならない事情もあるのでしょう。
けれど、ミールスは混ぜ合わせることで味と香りの変化を楽しむ料理。
どれもがそこそこクリーミーでそこそこ塩気強く、スパイスの香りがないとなると、混ぜてもなんのエフェクトがなく残念なんです。
せめてミールスの要であるサンバルとラッサムだけでも香ればよかったのですが、ラッサムにいたっては溶け切っていないパウダーが底に固まってる感じで、ちょっとムムム。
イドゥリもフワッと感がなかったしな。
多分なんですが、この店きっと、北インドの焼き物料理の方が美味しいんじゃないでしょうか。
隣の席のタンドリーチキン美味そうだったし、何より「マンダラ」の実績もありますしね。

食後のフィンガーボウル、水をかけると膨らむお手拭き、シルク張ボックスに入ったお会計と、プレゼンテーションはバッチリなだけに、勿体無さもひとしおなのでした。
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