
※コケガエル関連の過去記事はこちら
⇒『スライムがあらわれた!』
⇒『コケガエル』
いちおう「樹上性」のカエルとされていますが、
水に浸かるのが大好き。

よく、お風呂のように頭だけ出した体勢でくつろいでいます。

水中だと体の模様がいっそう鮮やか。
コケに擬態しているわけですが色味がなんとも爽やかで、
センスのいいデザイン雑貨のようです。
(ちょっと違う?)
さてこのコケガエル、
単に水辺にいるだけでなく、
振動とかを感じると警戒して水中に身を潜めるわけですが・・・

潜水するとこの可愛い顔にちょっとした変化が起きるのです。
・・・いいですか?
・・・潜りますよ。
・・・チャポン。

・・・目つき悪っ!!
漫画でよくある「軽蔑のまなざし」ってこんな感じですよね・・・
だがしかし、
よく見て下さい。

まぶたの裏から目線来てます!
こっち見てます!!
実はこの、下から上に閉じる瞼のようなものは「瞬膜」といって、
両生類に特有のもの。
角膜を保護するとともに、水中での光の屈折率を調節し、
水中での視力を確保するのに役立っているんです。
水中では空気中と光の屈折率が違うため、
陸上動物が水中に入ると極度の遠視になってしまうのですが、
コケガエルはこの瞬膜のおかげで遠視にならずにすむのです。
いわば「水中老眼鏡」。
こいつ、やっぱりただのコケじゃないですね。
※⇒過去記事『ヨツメウオ』も併せてご覧ください。
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