と聞いて、やってきたのはこちら群馬郷土料理のお店。

「このむ」

竹林を模したエントランスがかなり個性的。
店内は凹字型の面白い作りになっています。

鄙びた木の壁には、直に書かれたサインがいくつか。
えっと・・・・あ、「BUCK-TICK」のだ!!
そうそう、彼ら群馬出身でしたよね。
ホントに群馬県民ほど郷土愛が強い県民はいないのでは、というほど。
群馬出身者に群馬のことを語らせたら最後、話が止まらないこと請け合い。
やはりそれは、群馬という地が首都圏から近いにもかかわらず、「栃木と群馬、どっちが西でどっちが東?」ってくらい認知が低いのと、「仙台=牛タン」みたいなわかりやすいアピールポイントを打ち出しにくい分、あの手この手で饒舌になってしまうことがあるのかもしれません。
(最近は「ガトーフェスタ・ハラダ」が看板になりつつあるでしょうか)
しかしこのお店は、饒舌ではなくむしろ物静かな佇まいで、けれど細部にわたり群馬へのこだわりを感じさせる雰囲気。
メニューを見ても群馬の野菜、肉、米などを活かした料理がズラリ。
そしてやはり、うどんが特にフィーチャーされています。

カレーメニューもかなり豊富で、
・このむのカレーうどん
・カツカレーおうどん
・カツカレーライス
・ダブルカレーおうどん
・ダブルカレーライス
と魅惑のラインナップ。
うどんは毎日群馬から送られてくる手打ちの「上州うどん」、豚は「上州豚ロース」、
ダブルカレーというのは特製カレーの上にキーマが乗っているものだそうです。

★カツカレーおうどん¥1280
いやぁ、カツとカレーとうどんの組み合わせ、最高の日本食ですね。
塩昆布とミニライスが付いてきます。

カレー汁はカツが沈まないほど粘度が高くクリーミィ。
クリーミィでありながら、鰹出汁がガッツリ効いた濃厚旨み仕様で、程よき辛さ。

上州うどんは太麺で、歯ごたえと弾力抜群。
濃厚カレーに負けない存在感が素晴らしいです。
そしてカツ、カラッとサクッと揚げられたロースカツなのですが、これがまたカレーに合う。
あえて薄切りなのも品があり良いバランスです。
これは、クリーミィ系カレーうどんのなかでもトップランクに位置する美味さじゃないでしょうか。
群馬郷土料理店ということで、世のカレーファンからの認知は決して高くないと思うのですが、
この完成度の高さは決して見逃せませんよ。
次回はダブルカレー、攻めてみよう。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



- 関連記事
-
- 老舗デリカテッセン直営の、贅沢カレーランチ。「NICE TO MEAT YOU ナイス トゥー ミート ユー コダマ 広尾店」(広尾) (2018/03/26)
- 群馬郷土料理店の濃厚カレーうどんが見逃せない旨さ。「このむ」(白金高輪) (2017/02/17)
- 掘り出しモノのシンガポール海南鶏飯。「ハーブガーデン」(白金高輪) (2016/12/22)