その血を引くスープカレー屋が、相鉄線鶴ヶ峰駅の近くにあると聞き、やってきました。

「ヨコハマスープカレー しんぺー」
かなりカジュアルな名前ですが、お店から漂う空気感は只者ではありません。

メニューはバリエーション豊富(しかもスープカレーですからトッピング&カスタマイズ可)な上にマンスリースペシャルまであって、迷う迷う。

まあ、迷ったら基本、が基本です。

★チキンスープカレー ¥1100
★4辛
★エビミソ ¥150
北海道スープカレーの基本といえば骨つきチキン。
なかなか立派なサイズです。
少しトロミを感じるスープはやはり「ハンジロー」の系譜。
エビミソを加えたことで旨みもアップしており、実に口福感溢れるスープカレーに仕上がっています。
スプーンて解せるチキンの柔らかさ、軽く揚げたポテトの香ばしさ、その他の具材は小ぶりに纏めていますが物足りなさはありません。
また、辛さ4は私にとって、辛すぎず甘すぎずの絶妙チューン。
ライスに添えられた野沢菜漬も口内リセットにいい働きをしてくれます。
これもやはり、長野「ハンジロー」との繋がりですよね。

★骨無しチキンと野菜の辛味噌スープカレー ¥1200
★3辛
★レモンペッパー鶏から揚げ ¥100
こちらはちょっと変化球。
3辛オーダーですが辛味噌が効いていて、辛さに過不足なし。
エビミソにせよ、辛味噌にせよ、スープの印象をガラリと変えるのではなく、隠し味のように旨みを増す役割を担っているのが興味深いです。
骨無しチキン以外の具材はオクラ、ひよこ豆、白ネギ。
味噌に合わせて美味いものばかりのチョイス。
トッピングのレモンペッパー唐揚げはちょっと中華風でもあり、「なるほど確かにヨコハマスープカレーだなぁ」と妙に腹落ちしたり。
いずれのカレーも、見た目の印象や食感に比して軽やかで、(「ハンジロー」と比べても)スッキリした食後感。
食べたあと胃が軽く、「また食べたいなあ」と思わせてくれる魅力があります。
ひっきりなしに客がやってくる「地元の人気店」でありながら、全国的には知名度が低い「隠れた名店」。
それはそれで素晴らしいことですよね。
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