けれどこれが、普通の2号店じゃなくて
なんと「スパイス蕎麦バル」!?なんですわ。


「SOBA BAL 1351」(蕎麦バル1351)
2016年11月16日プレオープン。
場所は三軒茶屋、「317」より少し駅寄りでヴィレバンの近く。
店名は「317」同様、住所がモチーフですよ。

スチームパンクを感じさせる近未来無国籍感。

一般的な蕎麦屋のイメージからすればかなりぶっ飛んでいつつも、ニューヨークあたりならこんな店あるかも、と思わせてくれます。
リドリー・スコットが好きそう。

この日は貸切。
かつてない「スパイス蕎麦バル」の魅力を堪能してみました。

★たこわさ
お通しは本ワサビがガッツリ効いたたこわさ。

★酒飲みのおばんざい5種盛り合わせ
このあたりは完全に和食です。
つまり、辛いモノやスパイスの刺激が苦手な人でも充分楽しめるってわけ。

★超濃厚ヨーグルト酒
これ!置いてて狂喜しました。
スパイス好きなら需要が高い、ラッシー的な日本酒。
そう、日本酒なのに凄いヨーグルト感でスパイス料理に合うんです。
先日「カルパシ」にもリクエストしたらちゃんと置いててウハウハ。
おかわり必至です。

★天誅
麦焼酎でもあり、芋焼酎でもあるお酒。
天誅を下して欲しい席では特に胃にしみます。

★鶏の梅しそ揚げ
サクッとした衣の内側に柔らかな鶏肉とたっぷりの梅シソ。
タイの揚げ春巻のような食感も面白いですね。
かなり美味かったです。

★甘エビ黒七味揚げ
このあたり、私のドストライクゾーン!
単なるブラックペッパーじゃなく黒七味ってのがミソ。
添えられているのは山椒の実で、合わせていただけば口内が和スパイス祭になりますよ。

★とろとろ湯豆腐
緩急。
あったかしっぽり。
寒い冬には絶対頼みたい一品。

★特製パクチーさつま揚げ
これ、絶対タイのトードマンクン(タイ風さつま揚げ)をネタにしてますよね(笑)
パクチー乗せててタイ風かと思わせといて、ちゃんと和だという。
言うならば「タイ風さつま揚げ風さつま揚げ」。

★燻製そらまめ
これもハマった。
ガリッと、ミックスナッツに入ってるジャイアントコーンみたいな食感にしっかりとした薫香。
酒のつまみに最高です。

★クリームチーズのかえし
蕎麦屋らしく、お蕎麦の「かえし」で調味したクリームチーズ。
沖縄の豆腐餻的な味わいで焼酎にベストマッチ!

★鴨ネギ焼き(ハンガリー産マグレカナール)生柚子胡椒添え
蕎麦といえば鴨!の鴨も和スパイス料理に。
肉に柚子胡椒は最強です。

★山椒焼酎 ぴりっと
和スパイスのお酒もあります。
こちらはピリッとした山椒。

★わさび焼酎 つんと
こちらはワサビです。
かなりのワサビです。

★漬物3点盛り

★タコの唐揚げ

★出汁巻き玉子

★銀ダラ西京焼き
こういう定番料理のレベルもかなり高く、舌の肥えた方々をお連れしても大丈夫です。
さて、そろそろ主役、スパイス蕎麦の登場ですよ。

★五香そば
有東木産本わさび、ネギ、ごま、梅干し、のり。
5種の薬味で楽しむそば。
インド料理のように色々ミックスしていただきます。

★なみだぶっかけ
こちらはワサビとシラス入り。

★ラムパクつけそば
まあなんと世田谷らしい、蕎麦に羊肉とパクチーがコラボレーション。
モンゴルあたりでは韃靼そばと羊肉は共存しているので、合わないわけがありません。
これ、かなりおススメです。

こちらは山椒がビリッと効いてシャキッとした感じ。
まさにスパイス蕎麦。

★牛すじカレーそば
安心してください。最後にしっかりカレーも押さえます。
カレー汁に浮かぶ白い塊はなんとマスカルポーネチーズ!これには驚きました。
牛すじの旨味とマスカルポーネの爽やかさが交錯し、ちょっと今まで食べたことのない味わいに昇華しています。
正しく、カレー蕎麦の新境地と言えましょう。
かなりツイストが入ったマニア的変態的な「スパイス蕎麦屋」としての顔がありつつも、「料理のレベルが高い和バル」としての顔もあり。
しかも雰囲気はハイソながら価格は大衆価格と、実に良いお店が誕生したものです。
一人飲みから接待まで幅広く使えそうですよ。
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