シェフが変われば味は激変するし、コアなタイ料理ファンたちがシェフの移籍先情報を共有しながら追っ掛けているのも無理ありません。
タイ料理ファンたちの舌と脳髄をキリキリ舞いさせる、トップランカーなスターシェフたち。
その中でも無類の戦闘力を誇る、霊長類最強タイ料理シェフ、その名もインソンさん。
「タイ・イサーン料理の怪腕シェフ」とも称される彼は、他のスターシェフたちが店から店へと移籍する中、2011年のオープン時から今に至るまでずっと、この店の厨房を守り続けています。

「ダオタイ 渋谷肉横丁店」
「本格タイ料理食べるなら錦糸町でしょ」「いや、小岩でしょ」「川崎でしょ」というマニアの声が響く中、まさかの渋谷ど真ん中。
阿佐ヶ谷に一号店を構えるダオタイが2011年渋谷に進出する際、究極兵器として招聘したインソンシェフ。
丸5年経った今、渋谷はすっかり彼の城となりました。

場所はちとせ会館2F、渋谷肉横丁。
一見フードコート的な店構えからは、ここが日本最強イサーン料理の店だと気づく者はいないでしょう。

★ビアラオダーク
私が大好きなラオスのダークビール。
タイ東北部にあたるイサーン地方はその昔、ラオスと同じ国だった歴史があり、食文化がかなり共通しているんです。
つまり、ラオスのビールはイサーン料理に合うってわけ。

★ガイヤーン ¥590
イサーン料理といえば、いや、インソンさんといえば、のこの一品。
イサーン式チキングリルです。
オーダーからビックリするくらいの早さで出てきます。
インソンさんが凄いのは、料理の味だけでなく、調理の圧倒的スピード。
ゆったりしたレストランじゃなくて、屋台風の店だからこそ、彼のポテンシャルが活きているんです。
超速提供ながら痺れるほど美味い、その秘密はインソンさん独自のタレ。
奥行きのある旨味に加え、黄粉のようにまぶされたカオクワ(炒り米の粉)。
誰にも真似できません。

★トムセープ ¥860
イサーンのモツスープ、これも悶絶の美味さ。
辛くて酸っぱいスープに、びっくりするほど柔らかいモツ。
まさにキング・オブ・トムセープです。
頼まなきゃ損しますよ。

★HONTHONG ¥550
見た目はプレモルですが中身はタイの擬似ウイスキー。
屋台感覚で。

★ネームクルック
この料理、メニューには書かれていません。
書かれてなくても材料があれば作ってくれるのがインソンさん。
タイソーセージ「ネーム」に炒りピーナッツ、豚皮、カオクワ、唐辛子、ネギなどをガッツリ和えた、辛くて酸っぱいイサーンの名物サラダ。
サラダといいつつ、かなりのパンチ力です。
辛い甘い酸っぱい、そして香ばしい、その強烈なメリハリで客を魅了するインソンさんの怪腕を楽しむにはうってつけの一品。
かなりオススメなので、確実に食べたい時は事前オーダーして伺うと良いですね。
華やかに、かつスピーディーに、ブンブン振り回すような迫力のインソン劇場。
食べているこちらがアドレナリン出まくりです。
やっぱり凄い、凄すぎるぞ!怪腕シェフ!!
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