寝ても覚めてもナマハゲの里。

「福の家」
温泉郷に輝く、大箱の料理屋さん。
・・・なのですが、看板にはやはりナマハゲ。
「なまはげ赤鬼ラーメン」なんて書いてたりします。
どうやら、磯料理/赤鬼ラーメン/稲庭うどんのお店ということらしいです。
この日もいろいろ、秋田の地酒屋やら何やら飲み食いしたのですが、
特にめぼしかったものをピックアップしてご紹介。

★ハタハタの煮付け
秋田といえばお馴染み!のハタハタ。
なのですが、現地で食べるとホントに美味いです。
この時期はちょうど卵を抱えていたのですが、この卵が結構大卵でかつ、弾力が凄く、食べ応え充分!

★棒アナゴ
これまた知られざる男鹿の名物料理。
脂が乗ったプリップリの白身に、パリッとサクッとした皮のコントラストが素晴らしく美味。
しかも・・・骨がなくて食べやすいんです。
・・・・えっとですね。
なぜ骨がないかというと、白身から一度骨を取り除いてから皮を巻いて・・・なんて手間をかけているわけではありません。
実はですね・・・・。
この「棒アナゴ」、いわゆるアナゴじゃないんですよ。
それどころか、魚ですらない!のです。
その正体は、背骨そして顎をもたない原始的な生物にして、
脊椎動物に含むか否かが今も議論される「生きている化石」ヌタウナギなんです。
(もちろん、ウナギとの類縁関係はありません)
ヌタウナギに関しては、見た目も生態もなかなかグロテスクですんで、自己責任でググってくださいな。
いずれにしても、ヌタウナギがこんなに美味いとは知らなんだ。
ちょっと臭みがありますが、面白い食材であります。

★しょっつる焼きそば
秋田が誇る魚醤「しょっつる」を味付けに用いた焼きそば。
同じ魚醤であるナンプラーで味付けしたタイの焼きそばパッタイの秋田版ですね。
風味豊かな塩焼きそばといった感じで、普通に美味いです。
今回紹介したのはほんの一例。
男鹿は独特な食材の宝庫です。
やはり半島ってのは、いい意味で文化の流通を滞らせて、独自性を保ち続けるのでしょう。
ナマハゲも然り、です。
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