元来一子相伝だった稲庭干しうどんの技法を受け継ぎ、現在では秋田以外に東京、福岡へも進出。
東京のお店には行ったことがある私ですが、秋田に来たらやはり寄っとかないとね。



「七代 佐藤養助 秋田店」
お店は秋田駅から徒歩3分ほど。
西武百貨店の地下一階にあります。
店内は広々、約90席。
ここでゆったり、伝統の稲庭うどんをいただくのも良いのですが・・・
実はこの「佐藤養助」、カレーファンなら見逃せないメニューがあるんです。

それは、タイカレー×稲庭うどん。
興味深いのはそれだけではありません。
こちら、タイの魚醤「ナンプラー」を秋田の魚醤「しょっつる」へと置き換え、和風出汁で仕上げた創作タイカレーつけうどんなんです。

★タイカレー二味セット ¥1280
稲庭うどんふた玉と、グリーンカレー&レッドカレーをあわせたセット。

繊細でありながらコシの強い稲庭うどん。
その美しい艶は何度見ても素晴らしい!

そして2色の「しょっつるタイカレー汁」。

・グリーンカレー
比内地鶏と和風出汁、そしてしょっつるで仕上げたグリーンカレー。

具材には鶏肉、素揚げの茄子のほかバイマックルー(コブミカンの葉)も。

・レッドカレー
ココナッツミルク控えめで品のあるレッドカレー。

具材は甘エビ、ホタテ、そしてエリンギ。
いずれのカレーも細麺の稲庭うどんによく絡み、全く違和感ない美味さ。
実はタイ本国でもグリーンカレーやレッドカレーを素麺につけて食べたりしますから、合わないわけはないのですよね。
さて、このカレーうどんをいただくだけでも満足なのですが、せっかくなので、秋田店限定の単品メニューも追加してみましょう。

とんぶりに豚モツ、ハタハタに赤ホヤ・・・どれも魅力的で困ります。

★鰰寿司 ¥420
秋田名物ハタハタ(鰰)のお寿司。
お寿司といっても一般的にイメージするものとはだいぶ異なっています。
塩漬けにしたハタハタを麹を混ぜた飯(餅米)ともに3~4週間漬けた、いわゆる「なれずし」。
寿司の原型といわれ、東南アジア全域で類似の調理法が存在する発酵寿司です。
しょっつるといい、鰰寿司といい、そしてナマハゲの面といい、東南アジアとの連続性を感じざるを得ない秋田の文化、実に興味深いですね。
秋田の、あちこちの物産コーナーでも稲庭うどんを販売している「佐藤養助」。
同時にレトルトタイカレー汁も販売しているので、お店に寄る時間がない方はお土産にどうぞ。
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