「取り壊しが決まっている建物での限定営業」
「今あるカレーが底をついたら新しいカレーを作るため、次のカレーが予測不能」
「コンセプトを貫くため、今後もインドに行く予定はない」
その特異なる存在感と、ネタだけに終わらない美味さによって、多くのカレーフェチを虜にしてきた「妄想インドカレー ネグラ」。
この夏、店舗が入っている建物が「予定通り」取り壊しに入り、「予定通り」閉店。
・・・したのですが。
妄想というモノの本体は実体にあらず。
新しい依り代、つまり容れ物さえあれば実体となり、再び我々の目の前に現れるもの。
・・・と、いうことで、再び実体化しました妄想インド。
場所は高円寺エトワール通り。
スープカレー「Trip」のちょっと奥。
トリップした先に拡がる妄想、なんてちょっと素敵ですね。

新「妄想インドカレー ネグラ」
2016年9月22日オープン。
入り口をくぐるとまず、そのカオスな世界観に圧倒。

な、なんだか凄いことになってるぞ!!
豪華絢爛なインドのマハラジャの宮殿・・・のようであって、そうではない。
インドの街角にある大衆食堂・・・のようであって、やはりそうではない。

そもそもインドっぽく見えて、全然インドじゃない気もする。
だってここ、妄想インドですから。

アーティスト 苦虫ツヨシ氏による壁画もフリーダムな脳内麻薬が炸裂しており、カレー好き以外に「ゴジラ対へドラ」「白昼の幻想」「フォービデンゾーン」などが好きな方にもオススメしたい空間となっています。

メニューは、とくになし。
その日その時の2種盛りカレーの内容を店主が説明、了承したところでカレー製作にかかります。
ビールをいただきながら待ちましょう。

★瓶ビール ¥500
あ、缶から瓶に進化してる!
さて、オープン初日のカレーはこちら。

★満願寺唐辛子とチキンのカレー/フレッシュトマトとシラスのカレー ¥1000

・満願寺唐辛子とチキンのカレー
満願寺のワタやヘタまで全部用いたというこのカレー、確かにシャキシャキとした食感で満願寺唐辛子そのものを楽しめる仕上がり。
辛さだけでなく甘みもある満願寺、けどここまで使ったらそれなりの辛口にはなります(笑)
ホロっとした骨つきチキンとのバランスも絶妙で、かなり美味いカレーです。

・フレッシュトマトとシラスのカレー
こちらは逆に辛さ控えめで優しく爽やかな味わい。
カレーにシラス?と思うかも知れませんが、「ネグラ」では定番食材となりつつあります。
まあ相変わらず独特、かつ美味いこと。
そして全くもたれない爽やかな食後感は「ネグラ」の真骨頂ですね。

「シン・妄想インドカレー ネグラ」(言いたいだけ)は13時から21時の通し営業。
ランチやってるんだ!と一瞬思わせといて、しっかりランチタイムを外した開店時間にニヤリ。
定休日は月・火となるようです。
カレー以外にもつまめるモノを検討中だそうですが、いつになるかは未定。
けど、そんなのあったら、長居して妄想から抜け出せなくなりそうですね。
●新店舗情報
住所:杉並区高円寺南3-48-3
電話:なし
営業時間:13:00~21:00(通し営業)
定休日:月・火
公式FBページ:https://www.facebook.com/negura.curry/
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