ファストフードばりのお手軽店から、タイ料理まで扱う複合アジアン店まで、店舗によって世界観はさまざま。
中でもかつて麻布十番にあった「シディークパレス麻布十番店」は、パキスタン大使館のVIPに向けた本気のパキスタン料理店として、コアなファンが狂喜した特別なシディークでした。
が、その「麻布十番店」は2015年9月に閉店。
その厨房スタッフが異動し、コアな料理を引き継いだのがこちらのお店です。

「シディークパレス四谷麹町店」
バーカウンター、個室、ステージ、大型スクリーン完備の店内。


照明も豪奢で、「シディーク」旗艦店としての風格充分ですね。
メニューを開けば、おぉ!

二ハーリにハリームにタカタック。
「麻布十番店」閉店後に増強された、パキスタン人による、パキスタン人のための、パキスタン料理がバッチリ充実しています。

★グラスワイン 赤 ¥500

★グリンピースプラオ ¥880
★ミックスタカタック ¥1250

タカタックとは専用鉄板の上でコテを用い、「タカタック!タカタック!」と音を立てながら作るドライタイプのスパイス料理。
ミックスタカタックには羊のハツ、脳味噌、腎臓、ラムチョップが用いられています。
ガチパキスタンらしい、塩と油とスパイスの濃厚風味で、パンチ充分!!
他じゃなかなか食えない風味です。

合わせたのはグリンピースプラオ。
プラオはピラフと語源を同じくする炊き込みご飯。
バスマティ米を用いたスッキリした味わいの中に、日本人シェフじゃ絶対やらないレベルのグリーンピース量。
ある意味これも異国情緒ですね。
関東で本気のパキスタン料理といえば埼玉県八潮や千葉県野田市、群馬県伊勢崎のパキスタン人コミュニティに行くべし!ではあるのですが、そこまで頑張らずとも、都内の、しかも山手線内側エリアで本格パキスタン料理がいただけるなんて、実に貴重。
(その割に食べログ点数が低いのは、厨房とメニューが現体制になる前、2014年以前のレビューが多いから。口コミサイトを数字だけで見ていると気づかない盲点です。)

平日夜は毎日、チャージ無料のベリーダンスショー。
賑やかなのが好きな方は平日にどうぞ!
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