
ガード下の大衆食堂。

角のたこ焼き屋に自転車で集う子供たち。

「駐輸場」という謎の場所。

昭和そのままな木造長屋。
町も人も、「じゃりん子チエ」に出てくるような、古き大阪の下町風情に溢れています。

そんな下町の一角に佇む、一軒のカレー屋さん。

「カレーちゃん家」
シェフのカレーちゃんは、「もりやま屋」のスタッフとして修業ののち、インドに渡ったり、
365日カレーを作って食べる修業を5年間続けたりしたという筋金入りのカレーLOVER。
今もあちこちのカレーイベントに積極参加するなど、カレー界の有名人です。

店内は、漫画やドローイングが散りばめられたユルい趣味空間。
居心地は抜群ですね。

★定番2種のあいがけ(キーマ&きのこ) ¥800
おぉ、出てきたカレーはユルさを微塵も感じさせない誠実かつ真摯な佇まい。
尖りすぎず、スパイスが前面に出るのではなく、挽肉の旨味や、キノコの滋味を引き立てるような穏やかなスパイス使いです。
一瞬のインパクトよりも、定番として飽きない方向性は、たしかに「もりやま屋」にも通じるものがありますね。

★マサラチャイ ¥400
食後にはチャイ。
そして・・・・

驚愕の裏メニュー。
「温泉入浴サービス」!?
・・・いや、誤解しないでくださいね。
ムフフとか、そういうことじゃないんです。

実はお店の向かいに「源ヶ橋温泉」なる立派な銭湯があって、
カレーを食べた人にはそこの入浴セット貸出サービスがあるってことなんです。
そしてこの「源ヶ橋温泉」、只者ではありません。

なんと、「登録有形文化財」として国民的財産扱いの、超有名銭湯なんですね!
しかしそこは大阪の下町。
ちょっとしたおふざけにも注目。

入口の上には、狛犬の如き2体の「自由の女神」。
・・・・わかります?
ニューヨーク⇒入浴のダジャレなんですね。
しかも掲げているのは松明ではなく・・・なんと温泉マーク。
このアホらしさにして文化財。
大阪下町の懐深さは侮れません。
この日はまだ銭湯が開いてない時間だったので、裏メニューはまたの機会に。
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