
ヨツメウオ
学名:Anableps anableps
全長:15~20cm
原産地:南米北東部~中米の河口の汽水域
頭から上方に飛び出した一つの眼球に瞳孔が2つあり、
まるで4つの瞳があるように見えることから、
「四つ目魚」として人気のある魚。
空気中と水中とでは光の屈折率が違うため、
陸上動物の眼は水中に入ると極度の遠視に、
水中動物の眼は空気中では極度の近視になるのですが、
このヨツメウオの眼の中にはゆがんだ形の水晶体があり、
下の瞳(水中眼)から入る光は焦点距離が短く、
上の瞳(水上眼)から入る光は焦点距離が長くなる構造になっているため、

水上も、

水中もクリアにモノを見ることができるのです。
この特殊な眼の構造によって、
鳥から身を守ったり昆虫を捕捉したりすることができるのです。
普段は水面に目を出して泳ぐヨツメウオですが、
敵から逃げる時などは水中に潜ることもあるよう。
しかし水中での泳ぎは上手くないようで、頭を振ってふらふらと泳ぐのだそうです。
上の眼はぼけてるでしょうからね。

さてこの珍魚ヨツメウオ、
分類的にはカダヤシ目に属しています。
つまり、グッピーやモーリーと同じ仲間。
イメージ違いすぎです。
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