Post
大阪激辛伝説・ハチの味を再現する試み。「ホットカレー 777」(九段下/水道橋)
category - [中央線 四谷~水道橋]
2015/
12/
18
『腹が立つほど辛いのに、どうしてこんなにウマいんだ!?』
実に素晴らしいキャッチです。
まず、辛さへの自信が満ちています。
さらに、ただ辛いだけなら意味がない、ということをよくわかっていますね。
ただのマゾならカプサイシン抽出液でも飲んでりゃいい。
辛さの先にしか味わえない美味さを求める、真の激辛好きでなきゃ書けないキャッチだと思います。
そして看板右端にある、ハニカム=ハチの巣モチーフにも注目。
・・・これ、フラグですよ。

「ホットカレー 777」(トリプルセブン)
2015年5月14日オープンの、まだ新店。
店を覆い尽くす炎アイコンが垂涎ものですね。
店内にはペライチのメニューが。

ご飯の量、肉トッピング、ベースの煮汁選択、辛さ選択、といったオーダー方式。
気になる辛さは、「大辛」「大辛&中辛あいがけ」「中辛」という3種類。
ちなみに中辛がセブン、あいがけがダブルセブン、大辛がトリプルセブンと呼ぶんだとか。
ずいぶん「7」にこだわりますよね。
・・・・・・これも、フラグですよ。

★大辛&中辛あいがけ ¥800
・普通盛り
・鶏肉入り(+¥150)
・牛煮汁入り
出てきました!
どうですか?大阪カレーマニアの皆さん。
響きますでしょうか???
・・・そう、フラグとか以前にタイトルで書いちゃってるもんだからバレバレなのですが、
実はここ、大阪天神橋にあった「辛口料理 ハチ」(正式な看板には「辛口料理」とだけ。「ハチ」は呼称。)の味を東京で再現すべく、大阪出身のオーナーが開いたお店なんです。
「辛口料理 ハチ」自体は2012年に閉店しており、現在はその常連だった方が味を継ぎつつも独自アレンジ、「スズメバチ」という屋号でチェーン展開、東京にも進出ずみ。
が、やはりコアなファンというのはいるもので、「いや、あそこのカレーはもっとこうだった」とか、「俺がホントの味を再現したるわ」とか、それぞれの思い入れがあるわけですね。
この店もおそらくその一つで、「ハチ」ではなく「ナナ」を名乗り、そっとアピールしているわけでしょう。

さて、この「777」が「スズメバチ」と異なるのはまず、肉や、ベースの煮汁に牛ではなく鶏を選べるところと辛さを選べるところ。
辛さの程度を比較したくて「大辛&中辛あいがけ」を選択したのですが、あれ?あいがけといっても境目が殆どないですね。
実質このあいがけ、激辛と中辛がミックスされて、その間くらいの辛さになる仕様ということでした。
なるほど。

「ハチ」ファンにはおなじみニンジンのピクルスもしっかり完備。

さて、気になるお味はいかほどか・・・?
まず辛さ、あいがけ仕様でほど良き辛さという感じ。
翌日響かない程度のね。
「激辛」で「スズメバチ」と同等か、少し辛いくらいかな?
で、「おっ」と思ったのは香り。
ただ平板な辛さではなく、クローブ&カルダモンがガッツリ香っています。
開店直後に訪問したこともあるかも知れませんが、「スズメバチ」よりスパイス立ちした印象です。
そして、辛さの中に肉の旨味もバッチリ。
これ、「ハチ」がどうこう抜きにしても、かなり好きなタイプのカレーだな。
正に、激辛好きが作った、激辛好きのためのカレーといった味わいが素晴らしいです。
この「777」と「スズメバチ」のどちらが元祖「ハチ」に近いのか?
それは人それぞれの思い入れによって違うかも。
ハチラーな皆様は是非、食べ比べてみてくださいませ。
・・・そういや、カレー継ぎ足しの「追いカレー」はできるのかな?
書いてなかったけど。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。





関連ランキング:カレーライス | 九段下駅、水道橋駅、神保町駅
- 関連記事
-
-
インド料理&タイ料理の特等席。「ディップパレス 飯田橋サクラテラス店」(飯田橋) 2016/03/03
-
大阪激辛伝説・ハチの味を再現する試み。「ホットカレー 777」(九段下/水道橋) 2015/12/18
-
飲めるカレー屋の必殺キーマ。「カリ~ アンド スパイスバル 咖喱人」(飯田橋) 2015/12/15
-
コメント