
「カリケン ミコノス」
いわゆる「間借り系」と言いたいところなのですが、平日営業と同じ中尾さんという料理人がやってるので、
自分で自分を間借りするいわば、「ジキルとハイド系」カレー店とでも呼びましょうかね。
研究所というだけあって、毎週メニューは変化。
しかもただ食材や構成を変えるというだけでなく、様々な国のカレーやスパイス料理を横断しながらレパートリーを拡げておられる様子。
東京では週替わりで国が変化するカレー店「カルパシ」が話題ですが、大阪にもおるんですね~

さて、この日のカレーは何かな・・・・・・?

海南鶏飯!???
の、のっけから意表を突かれました・・・・
そもそも、カレーですらないぞ(笑)
いやいやそうきましたかぁ~と、目線を下へ向けると・・・・
え?牛タンマサラ?
玉子マサラ??
カチュンバル???
・・・海南鶏飯に????
意表を突かれたその裏を突かれ、取り急ぎ入店!

洒落た鉄板バル風の店内。
そりゃそうです、鉄板バルですから。
大阪カレーの掟、それは売り切れ御免。
この日は結果的に滑り込みギリギリだったみたい。
ラッキーです。
「カリケンミコノス」としても初挑戦となる海南鶏飯、
「カレー研究所を名乗っといて、これ、いいのか?とも考えましたが、やっちゃいました」と語る中尾さん。
完成した作品が、こちら!

★カリケン風 海南鶏飯 ¥1000
うわぁぁー!海南鶏飯でありながら大阪スパイスカレー的な盛り付け!
実に魅惑的ですね!!
ピンクに輝くプリップリの蒸し鶏はまるでシンガポールの名店「Chatter Box」ばり!
そして周囲を取り巻く牛タンのアチャール、玉子マサラ、カチュンバルサラダ!!
こりゃきっと、シンガポール人も食べたことのないスペシャル仕様だ!!

予想通りプリップリな鶏の旨さ、鶏ガラスープで炊いたご飯のホクホクさ、ここまでは海南鶏飯の愉しみ。
普通ならばそこから、漬けダレの違いで楽しむはずなのですが、ここは大阪、ここはカリケン。
インドテイスト全開の牛タンのアチャール、玉子マサラ、カチュンバルが待っています!!
まず牛タンのアチャール、南インドのチキンピクルの鶏を牛タンに置き換えたといえば判りやすいでしょうか。
程よき辛さと酸味、そこに牛タン特有の歯ごたえ、これは魅惑の贅沢品・・・・
贅沢に贅沢を重ねるべく、全てを混ぜ合わせてゆきましょう!!
あらぁ~・・・・
えぇっ!!!
あぁ、そんなことまで・・・・・
意表を突く味のミキシングに、夢中で完食。
食後のドリンクもしっかりいただいちゃいました。

★ローズラッシー ¥300
入店前は「そっかぁ、今日はカレーじゃないんだ・・・」なんて少しは思っちゃったのですが、結果オーライ。
スパイス料理をしっかりいただいた満足感に浸れましたよ。
海南鶏飯と言いつつ、カレー&スパイスマニアを満足させちゃうなんて、
カレー研究所的には「大成功!」ということなんじゃないでしょうか。
今も続々カレー研究を続けているであろうこの「カリケンミコノス」、
どこまで進化するのか、実に楽しみですね!!
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