駒沢中学校のすぐ近くに、カフェ調の可愛い南インド料理店が誕生しました。

「Indian Canteen AMI」
こちらの場所はもともとコーヒー専門店だったようで、絨毯が敷かれている奥の小さな部屋は焙煎室の名残り。

店内は女性シェフがお一人で切り盛りしているのですが、
彼女、実は日本におけるウルドゥー文学研究の第一人者、麻田先生のもとでウルドゥー語を学んだあとインドに渡り、
帰国後ヨガの仕事をしたり、押上「スパイスカフェ」でホールを担当したり、「シバカリーワラ」のお手伝いをしたりといった、かなりの筋金入り!
料理は日替わりのプレート方式で、カレー1種が1000円で2種が1200円といった感じです。

選べるカレーはメニュー記載の三種に加え、茄子のサンバルも可能とのこと。
とりあえず、全部いただいてみましょうか。
注文を終えると、厨房からスパイス煙がほわわわっと。
そこから作るので、時間はちょっとかかるけど、絶対そっちのほうが美味しいよね。

★チキンカレー
★茄子のサンバル
チキンカレーはココナッツミルクでまろやかな舌触りながら、案外スパイシー。
マスタードシードなんかも入っていました。
茄子のサンバルは優しい仕上がり。
豆の食感を活かしたロビア豆(黒目豆)のサラダ、やさしいチャトニにねばっとしたビンディ(オクラ)。
それぞれの食感がバランスよく配置されていて、食べていて飽きることがありません。

★さつまいもアーンドラ風コザンブ
★キャベツのムングダルクートゥ
いやもう南インドオールスターですね。
言語の話をすればコザンブはコランブ、コロンブ、コジャンブとも言いますよね。
インドの古式カレーで、アーンドラ風といえど辛さ控えめ。
クートゥーもまろやかな味わいに仕上がっています。
ハードか優しいかで言えば、どれも優しい味わい。
けれど、スパイスがしっかりフレッシュに香っているだけに、もの足りなさを感じることはありません。
そこが素晴らしい。
(ただ優しいだけだと味がポヤーッとしちゃいますからね。自然派レストランでよくあるパターンなんですが。)
そして食べた後、胃のズッシリ感が皆無なのも素敵。
逆に体が軽くなるようなこの感覚は、神戸「カラピンチャ」で味わうのと同じ感覚ですね。
これが、アーユルヴェーダってもんでしょう。
ただ可愛いだけじゃなく、スパイスとインド料理への愛がひしひしと伝わってくる料理でした。

★チャイ ¥400
チャイも美味いですね。
見渡せば、お昼時にはすぐ満席。
しかも、可愛いらしい雰囲気からか、女性率の高いこと。
そして聞けば、地元の常連さんが多いそうで、それは実に素晴らしいことです。

皆に知ってほしい気持ちと、そっとしておきたい気持ちが半々な、良いお店でした。
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